お金のために働くのは良くない？ 「それ以外に何がある？」との反論も
お互いに理解し合うことが、この先は重要になるだろう。
労働の対価として、賃金は支払われる。しかし向上心の高い人の場合、「お金のためだけに働く」という考えが理解できないことも。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,498名に「仕事について」の調査を実施。
「お金のために働くのは良くないと思う」と答えた人は、全体で23.6%と比較的少ない割合であった。やはり、お金は大切なのだろう。
■お金以外に考えられない
性年代別では、すべての年代で女性よりも男性の割合が高くなっている。お金以外には、働く理由が考えられないという女性も。
「働く理由なんて、お金以外には考えられない。もし実家がものすごくお金持ちで、働かなくても十分暮らせるだけの蓄えがあるなら、仕事なんてしていないと思うくらい」（20代・女性）
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■家族のために
男性は女性よりは多いとはいえ、20代から30代では3割を切っている。さらに40代では、2割を切る少なさだ。
「仕事にやりがいなどが伴わないと、やっぱりいつか限界がくるとは思う。だけどそんな気持ちに付けこんで、やりがい搾取する会社が多すぎる。そんな会社の上の人たちが『お金のために働くな』って言っていると、反感しかない」（20代・男性）
家族を持っている人たちは、さらにお金にはシビアだ。
「家族もいるから、やっぱりちゃんと稼いで養っていくことが一番大切なこと。『お金のため』って言葉が悪い印象になるなら、『家族のため』って言い換えればきれいに聞こえるんじゃないかな」（40代・男性）
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■世間体を気にして…
またお金だけでなく、世間体を気にして働く人も多い。
「うちの会社でバイトにきているおじさんは、不動産収入があるから本当は働かなくてもやっていけるらしい。
でも奥さんが『昼間からウロウロしているのを、近所の人に見られたら恥ずかしい』って言うから、働きにきているそう。人はお金だけでなく、世間体のためにも働くのかも」（20代・女性）
労働になにを求めるかは、それぞれの考え方や置かれた状況によっても異なるもの。お互いに理解し合うことが、この先は重要になるだろう。
（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,498名（有効回答数）
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