爆笑問題、さくらももことの出会いと感謝を語る 「爆チューはさくらさんのおかげで知られた」
TBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』で太田光・田中裕二が『ちびまる子ちゃん』さくらももこ先生への想いを吐露した…
国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の作者・さくらももこさんの訃報を受け、同作のエンディングテーマを担当していた爆笑問題が28日深夜放送『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、さくらさんへの想いを吐露。
これまでに「2回くらいしか会っていない」ものの、2人にとってさくらさんは恩人だった。訃報に「ビックリした、本当に残念」と2人は悲しみを滲ませ、さくらさんとの思い出を語り始める。
■出会いは楽屋
アニメが始まった90年ごろ、バンド・有頂天のボーカル・ケラが主催した渋谷公会堂のライブの楽屋で爆笑問題とさくらさんは出会う。
音楽と笑いを融合したイベントだったが、当時は圧倒的なバンド・イカ天ブーム。客はバンド寄りで、音楽と笑いの相性は悪い。
爆笑問題も「絶対上手くいかない」と感じながら出演したが、客のトイレタイムになるなど漫才は案の定、大スベリ。怒りを覚え楽屋に戻った。
その大部屋の楽屋にいた「小っちゃい女の子」がさくらさん。太田光は、漫才の失敗もあり「周囲は騒ぐけど俺らは顔も知らない。『なにがさくらももこだ、ちびまる子ちゃんだ』」と田中裕二に悪態をつく。
その日は「居場所もないし、どうせ俺らのこと知らないだろ、ってそのまま別れた」と初対面を振り返った。
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■再開は14年後
それから14年後、さくらさんから「エンディング曲を大好きな爆笑問題に頼みたい」と依頼を受ける。
太田は「あのあと色々見て、気に入ってくれたのかな」ぐらいに考え、レコーディングに。子供を連れてやってきたさくらさんは「息子もファン」と大喜びで見学していた。
太田は「渋谷公会堂のこと覚えてないと思うけど、ひどい目に合った。さくらももこ大嫌いって言ってた」と告白。するとさくらさんは「覚えてる、『爆笑問題だ』と思ったけど緊張して声を掛けられなかった」とゲラゲラ笑う。
太田は「キラキラしていた人が無名でペーペーの自分たちを知っててくれた」と感動、すぐに「ごめんなさい、俺も大好きです」と謝罪したことを明かした。