広瀬香美、旧事務所とのドロ沼騒動が和解 「円満解決」について弁護士の見解は

独立による芸名禁止騒動の広瀬香美が「円満解決」したことを報告した。


 

■アーティストサイドの継続を認める内容?

河西邦剛弁護士


河西弁護士:和解内容の詳細を拝見したわけではないので詳しくはわかりません。今までの私が担当した芸能人の移籍トラブルから推測すると、今回の和解では、広瀬さんが芸名を継続使用できるのか、JASRACから支払われる印税の分配を今後どうするのか、移籍金が支払われたのかがポイントとなります。


まず、発表では芸名についてはとくに言及されていないことから、アーティストサイドの継続を認める内容のようです。仮に芸名は使用しないということになれば、「広瀬香美は改めて○○として今後は芸能活動します」と発表されることになるでしょう。


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■印税収入や移籍金について

河西弁護士:次に楽曲の印税収入についてです。今回の件で『ロマンスの神様』がテレビ放送され、カラオケでも歌われたようです。


JASRACの著作権使用料は音楽出版社を通じておよそ3ヶ月に一度広瀬さんに支払われるのですが、JASRACの仕組みでは放送やカラオケで歌われた時期より数ヶ月遅れて入金されることになっています。


仮に、旧所属事務所も従前から広瀬さんから著作権印税の一部を受け取っていたとすると、事務所を離れた今後はどのような分配にするのかが取り決められたところです。


そして、移籍金を支払ったか否かになります。通常では「退職金」という意味で「事務所がタレントに支払うのではないか?」と思われるかもしれませんが、芸能界では逆のケースの方が多いですね。


両者で芸名、印税等々の様々な条項を加味しながら最終的に広瀬さんが旧事務所に払う移籍金を定めるということが考えられます。


騒動はあったものの、無事に円満解決した今回の問題。応援するファンたちは冬が待ち遠しいだろう。

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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ

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