和式トイレを使わない人の割合が判明 海外が注目する日本のトイレ事情
東京五輪・パラリンピックに向けて和式トイレは消えていくのだろうか。
田舎に帰省したとき、駅や親戚の家などでは、まだまだ現役な和式トイレに遭遇することがある。洋式に慣れてしまい和式が苦手になった人にとって、開いてるトイレが和式しかなくてガッカリした経験が一度くらいはあるのではないだろうか。
一方で、都内ではほとんど見かけなくなり、洋式、しかも温水洗浄便座が主流となりつつあるトイレ先進国の日本。もしかしたら、これまで一度も和式トイレを利用したことがない人もいるかもしれない。
画像をもっと見る
■和式トイレを使った事がある?
しらべぇ編集部では、過去に全国の20~60代の男女1,500名を対象に、「和式トイレの使用経験」について調査を実施した。
結果は、男性5.3%、女性2.9%。少数ながら、和式トイレを使ったことがない人が存在していることがわかる。さらに気になるのが、若い世代のノー和式率。20代の調査結果を男女別に見ると、11.3%の男性が「ない」と回答している。
使ったことがない人の割合は年代が若くなるにつれて増加している。「和式トイレって何?」「侍がいた時代の厠のことだよね?」という会話が繰り広げられるのも遠くない未来なのかもしれない。
関連記事:キムタクとマツコの餃子の食べ方がヤバすぎる 「病院に行ったほうがいい」の声も
■海外の和式トイレへの反応
2020年に東京五輪・パラリンピックを控えている日本。数千万の外国人観光客を歓迎することとなるのだが、日本の和式トイレに対して外国人も悲鳴をあげていると報道されている。
日本政府は、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて公衆便所のトイレを和式から洋式へ切り替える計画を発表している。訪れる外国人に満足した日本生活を送ってもらうためにも洋式トイレの導入を急ぎたいところだ。
これまで日本人の生活に寄り添ってきた和式トイレ。国内外から批判が集まる一方で、馴染みがあって安心できることから、あえて和式トイレを利用しているといった声も少なくないだろう。
廃止してしまうと困る人もいる中で今後、和式トイレと洋式トイレはどのように折り合いをつけて行くのか気になるところだ。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代男女1,500名(有効回答数)