1日の半分を占めるけれど… 仕事が趣味な人の高めな意識とは
わざと公私混同して、それぞれにいい影響を与えようとしている人もいる。
毎日、嫌な気持ちを抱えながら満員電車に乗る。1日の大半を費やす仕事だから、楽しいほうがいいに決まっているのに…。しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女670名に「仕事について」の調査を実施。
「仕事が趣味といえるほど好きなほうだ」と答えた人は、全体で15.5%と非常に少ない割合に。仕事とプライベートは、しっかりと分けたい人が大半である。
■仕事はごはんを食べるため
性年代別では、60代女性が唯一3割を超えている。
しかし、他の年代を見ると割合は低く、仕事を心から愛している人はほんの一部のようだ。
「ごはんを食べるために、仕方なく働いているだけ。できるなら会社に行きたくないって、ずっと思っているから…」(20代・男性)
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■意識高い系はもちろん…
ほんのわずかだが、仕事が大好きで仕方がないという人もいる。
「なんとなく就活して入社した会社だけど、自分に合っているみたいであまり嫌だとは思ったことがない。若い自分のアイデアもいろいろと取り入れてくれるし、プレッシャーもあるけど楽しさのほうが大きいかな」(20代・男性)
意識高い系と呼ばれる人は、もちろん仕事が大好きだ。
「僕は昔から『意識高い系』と呼ばれる部類に入るタイプなので、仕事で自分のスキルを磨くことこそが生きがいみたいになっている。休みの日も仕事に関する本を読むなどしているから、ほんとに趣味といっていい」(20代・男性)
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■仕事ばかりでは視野が狭くなるのでは
仕事ばかりしていては、視野が狭くなるだけではとの意見も。
「私は仕事がそれほど楽しいとは思えないので、プライベートを充実させることでメンタルのバランスを整えている。今やっている仕事以外の世界をのぞくことで、新しいものを吸収できると思うんだけど…。仕事一辺倒の人って、視野が狭い気がする」(30代・女性)
わざと公私混同して、それぞれにいい影響を与えようとしている人もいる。
「私はあまり、仕事とプライベートを分けて考えないようにしている。街中で見たものが仕事のヒントになることもあれば、仕事で得た情報から休日の過ごし方に影響を与える場合もある。
仕事を楽しいと思えない人には、絶対におすすめできない方法だけど…」(40代・女性)
仕事が心から好きなのはいいことだが、そのやり方をみんなに押し付けると一気にブラック企業になってしまう。それぞれの考え方を尊重した、働き方が重要である。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代有職者の男女670名(有効回答数)