病院でお会計したらびっくり! 2018年度から妊婦は保険診療費が高くなっていた

妊娠・出産へ新たな負担が始まった。

2018/09/08 08:00

(_chupacabra_/iStock/Thinkstock)

妊婦であるだけで、病院での治療費が高くなる。超高齢社会の日本において、ウソのような本当の話が今年度から始まっていたのをご存じだろうか。



 

■病院に行くと診察費が加算される

新制度では、妊娠とはあまり関係がない理由で病院に行くと、たとえこれまでと同じ診察方法、同じ処方だとしても、妊婦であるという理由で支払う費用が高くなる。

妊婦こそ料金が安くなっても良さそうだが、理由は他のところにあるようだ。妊娠中は、お腹の中の胎児への影響を考えて、母体に対して可能な治療や処方できる薬が限られる。つまり、診察にはいつも以上の慎重さが求められることになる。

そのため、たとえ診察できるとしても、通常以上に時間がかかってしまうことや万が一を恐れ、「産婦人科で診てもらってください」と患者に言い渡す医師も少なくないという。


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■妊婦加算は手間賃

今回の妊婦加算は、医師たちへの手間賃だと考えられる。ひとつはこれまで妊婦だろうとしっかりと診察してきた医師に対して、もうひとつはこれまで門前払いしていた医師に対してだ。

妊婦加算があるからこれからは妊婦も診察します、というのは医師のスタンスとして是非が問われるところだ。しかし、妊婦だからという理由で病院をたらい回しにされる患者が減るのならば一定の効果はあると言える。

さらに、どういうわけか「産婦人科での診療」であっても妊婦加算が発生してしまう。

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