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脳死の子の誕生日会に号泣 『グッド・ドクター』最終回で臓器提供決意する人も

「すべての子どもが大人になれますように」その想い溢れる最終回に感動の嵐が…

エンタメ

夏クールのドラマで、大きな話題を集めたメディカル・ヒューマンドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)。

13日夜10時より15分拡大SPで最終回が放送され、山崎賢人演じる主人公・新堂湊の願いである「すべての子どもが大人になれますように」という想いの込められた展開に、感動の声が上がっている。

 

■命を繋ぐ選択

山崎賢人,柄本明

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

ステージ4の胃ガンで倒れた司賀明(柄本明)の病状にショックを受ける湊だが、「心配すべきは子供たちだ」と司賀に諭される。

森下伊代(松風理咲)が急変した知らせが入り、高山誠司(藤木直人)は肝硬変も患った伊代は肝臓と小腸の同時移植以外に助かる方法はないと言い、湊と共に姉・汐里(松井愛莉)へ病状を説明。難しい手術ではあるが、高山が任せてほしいと告げると、汐里は「もちろんです」と即答する。

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

その頃、川で溺れた少女・吉本美咲(古川凛)が心肺停止状態で運び込まれ、瀬戸夏美(上野樹里)と間宮啓介(戸次重幸)が処置し、心拍は再開したものの脳にかなりの損傷がある状態に。

上野樹里,近藤公園

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

脳死の可能性が高い中、「1%でも可能性があるなら」と懸命に治療する夏美だったが、検査結果は脳死を示すものだった。

川村絵梨,近藤公園

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

これまでの症例から、1週間程度で心肺停止に至ることを両親の浩一郎(近藤公園)と景子(村川絵梨)に告知し、どういった選択肢があるのか手作りの冊子で説明しようとした夏美だが、臓器移植の項目を見た景子は激昂。担当医を変えるよう要求し、間宮は湊にその後を任せた。

藤木直人

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

伊代の同時移植手術について会議が開かれるが、出資することから経営陣に加わった小野寺(羽場裕一)は、東郷記念病院での前例がないことなどを理由に手術を認めないと結論を下す。理事長の東郷美智(中村ゆり)はその決定に疑問を覚え、司賀や湊と話し、伊代からも病院について話を聞き…。

 

■親の葛藤と誕生日会に号泣

山崎賢人

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

担当を引き継いだ湊は、美咲の意識があるかのように接し、その姿は両親の気持ちを和らげる。そして昏睡状態のまま美咲が7歳の誕生日を迎えると、湊は花の絵を手に病室を訪れて誕生日を祝った。

どうして湊がそんなことをするのか、父・浩一郎が問うと「美咲ちゃんはきっと、お父さんとお母さんと悲しい時間を一緒に過ごすよりも、楽しい時間を一緒に過ごしたいです」と語り、「渡したいものがあります」と改めて夏美の資料を渡す。

湊に「美咲の気持ち」を気づかされた両親は、夏美の資料を改めて読み、臓器提供を決断。夏美も招いて美咲の誕生日会を催すと、そこには看護師やレジデントたちも現れ、温かな誕生日会に…。

美咲に語りかける母・景子が、臓器提供することを「美咲、嫌だったらごめんね。痛かったらごめんね」と言う姿には、多くの人が涙すると共に「子供や家族の臓器提供を決断できるか?」を考えさせられる人が続出。

終盤、元気になった伊代から臓器移植ネットワーク経由で送られた手紙を受け取り、それを読む場面では、“ドナーの家族だったら”とイメージした人だけでなく、実際に家族が臓器提供したことがある人からも「こういう手紙は、救いになる」といったコメントが見られた。

 

■ドナーを待つ側の葛藤も

松井愛莉,

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

臓器提供する側の家族の心情が描かれた一方で、ドナーを待つ伊代の葛藤も。

移植を受ければ元気になれると励ます汐里に、「誰かが亡くなるのを待つってことでしょ。その人にだって、大切な家族がいるよね」と、自分が助かることが、誰かの死によって成り立つことに複雑な心境を抱く。

山崎賢人

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

ドナー提供が決まっても「本当にいいんだよね?」と、素直に喜べない伊代へ

「その子は、一人では生きることができませんでした。大人にしてあげることができませんでした。とっても悲しいです。

 

でも伊代ちゃんの中で、新しい命として生き続けることができます。伊代ちゃんと一緒に、大人になることができます。それはとても、すごいことです。誇らしいことです。伊代ちゃんだからできることです」

 

と伝えた湊。この言葉に伊代は、移植を受けることに感じていた罪悪感が払拭され、前向きに手術を受ける気持ちに。

臓器提供する側の心情と同じように、移植を受ける側の心境を感じた人は多く、双方を理解したことから、自分自身の臓器提供について改めて考え「今、意思表示カードに〇をつけた」「家族と話し合った」となる人も少なくなかった。

 

■理事長の最終判断に喝采

中村ゆり

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

自分の決断に自信を持てない言動が多く、ずっとモヤモヤ感を漂わせていた美智だったが、伊代から東郷記念病院が子供たちにとってどんな存在なのかを聞き、「この病院じゃなかったら、ここまでがんばれたかわかんない」とまで言われ、本当に大事にすべきことを考える。

ドナーが見つかっても手術を認めず、手術をするなら融資を引き揚げると脅す小野寺に、

「たった一人でも命が救えるのなら、この病院がなくなったって構いません! この病院は、患者の命を救うためにあります。この病院の理事長は私です。最終判断は私が下します!」

 

と啖呵を切り、TLは理事長の男前っぷりに沸き立った。

改革を推し進めた副院長・猪口隆之介(板尾創路)もその考えを支持する表情を見せ、新たな融資の相談先を残して病院を去る。

小児医療の現場の多くが直面しているであろう、命を救うことと経営を成り立たせるための問題は、ドラマのようにいかない部分もあるが、あるべき理想を示す形となった。

 

■すべての子どもを…

上野樹里

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

手術シーンでは伊代に移植する場面だけでなく、美咲から多くの臓器を摘出するシーンも。手術室の前でまだ心臓の動いている子供と最期の別れをする両親の姿、臓器摘出のためにたくさんの医師が関わり、オペを開始する前の黙祷を捧げる様子――。

このシーンに限らず、本作では「ドラマでは、あまり描かれないリアル」を数多く盛り込んでいた。

「すべての子どもを大人にしたい」は湊の願いだが、たった0.3%しか小児外科医がいないために、先進国の中では子供の死亡率が高い日本の現実に光を当てようとした、製作スタッフの想いでもあると感じさせる展開だ。

山崎賢人

(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

山崎賢人の高い演技力で素晴らしいキャラクターとなった湊や、上野樹里の熱い想いを感じさせる夏美、藤木直人自身のプロフェッショナリズムで厳しさと温かさを表現した高山――そのほか多くのキャストの演技が、たくさんの温かな涙と感動を呼んだ。

命の尊さと、小さな命を守ろうとがんばる人たちの現実を教えてくれた『グッド・ドクター』。すでにTLには多数の続編を願うコメントが上がっているが、さらに成長した湊や夏美たちの姿を観たいという声は、大きくなっていきそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・くはたみほ

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