脳死の子の誕生日会に号泣 『グッド・ドクター』最終回で臓器提供決意する人も

「すべての子どもが大人になれますように」その想い溢れる最終回に感動の嵐が…


 

■ドナーを待つ側の葛藤も

松井愛莉,
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

臓器提供する側の家族の心情が描かれた一方で、ドナーを待つ伊代の葛藤も。

移植を受ければ元気になれると励ます汐里に、「誰かが亡くなるのを待つってことでしょ。その人にだって、大切な家族がいるよね」と、自分が助かることが、誰かの死によって成り立つことに複雑な心境を抱く。

山崎賢人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

ドナー提供が決まっても「本当にいいんだよね?」と、素直に喜べない伊代へ

「その子は、一人では生きることができませんでした。大人にしてあげることができませんでした。とっても悲しいです。


でも伊代ちゃんの中で、新しい命として生き続けることができます。伊代ちゃんと一緒に、大人になることができます。それはとても、すごいことです。誇らしいことです。伊代ちゃんだからできることです」


と伝えた湊。この言葉に伊代は、移植を受けることに感じていた罪悪感が払拭され、前向きに手術を受ける気持ちに。

臓器提供する側の心情と同じように、移植を受ける側の心境を感じた人は多く、双方を理解したことから、自分自身の臓器提供について改めて考え「今、意思表示カードに〇をつけた」「家族と話し合った」となる人も少なくなかった。


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■理事長の最終判断に喝采

中村ゆり
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

自分の決断に自信を持てない言動が多く、ずっとモヤモヤ感を漂わせていた美智だったが、伊代から東郷記念病院が子供たちにとってどんな存在なのかを聞き、「この病院じゃなかったら、ここまでがんばれたかわかんない」とまで言われ、本当に大事にすべきことを考える。

ドナーが見つかっても手術を認めず、手術をするなら融資を引き揚げると脅す小野寺に、

「たった一人でも命が救えるのなら、この病院がなくなったって構いません! この病院は、患者の命を救うためにあります。この病院の理事長は私です。最終判断は私が下します!」


と啖呵を切り、TLは理事長の男前っぷりに沸き立った。

改革を推し進めた副院長・猪口隆之介(板尾創路)もその考えを支持する表情を見せ、新たな融資の相談先を残して病院を去る。

小児医療の現場の多くが直面しているであろう、命を救うことと経営を成り立たせるための問題は、ドラマのようにいかない部分もあるが、あるべき理想を示す形となった。


■すべての子どもを…

上野樹里
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

手術シーンでは伊代に移植する場面だけでなく、美咲から多くの臓器を摘出するシーンも。手術室の前でまだ心臓の動いている子供と最期の別れをする両親の姿、臓器摘出のためにたくさんの医師が関わり、オペを開始する前の黙祷を捧げる様子――。

このシーンに限らず、本作では「ドラマでは、あまり描かれないリアル」を数多く盛り込んでいた。

「すべての子どもを大人にしたい」は湊の願いだが、たった0.3%しか小児外科医がいないために、先進国の中では子供の死亡率が高い日本の現実に光を当てようとした、製作スタッフの想いでもあると感じさせる展開だ。

山崎賢人
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

山崎賢人の高い演技力で素晴らしいキャラクターとなった湊や、上野樹里の熱い想いを感じさせる夏美、藤木直人自身のプロフェッショナリズムで厳しさと温かさを表現した高山――そのほか多くのキャストの演技が、たくさんの温かな涙と感動を呼んだ。

命の尊さと、小さな命を守ろうとがんばる人たちの現実を教えてくれた『グッド・ドクター』。すでにTLには多数の続編を願うコメントが上がっているが、さらに成長した湊や夏美たちの姿を観たいという声は、大きくなっていきそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・しらべぇ編集部

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