コンプラの壁をぶち破った『シモネタGP2018』 番組の立役者が語る「下ネタに市民権を」

今年5月の配信から4カ月…早くもレギュラー化が決定した『シモネタGP』今夜からスタート!

2018/09/17 07:30


■「老若男女に通用する笑いは下ネタ」確固たるものがあった

片岡章博

番組の企画からチーフ作家として舵をとったのは、放送作家・片岡章博さん。下ネタ番組配信の実現に向かって動き出した理由はただひとつ「下ネタが好きだから」。

片岡:普段、僕はあまり面白い人間ではありません(笑)。そんな自分でも、みんなが笑顔になるのは、下ネタを話すときだった。


とくに芸人さんにとって、下ネタで笑いを取るというのは「レベルが低い」「邪道」と言われたり、下に見られたりする。だから下ネタを封印している芸人さんも多い。


でも、「老若男女問わず話されている鉄板中の鉄板ネタ。誰にでも通用する笑いは下ネタだ!」という確固たるものがあったから、ずっと下ネタの番組をやりたかったんです。


日々、下ネタへの熱意が溢れる片岡さんは、イベントを開催したいとある人に相談したという。

片岡:僕は下ネタが大好きだけど、お笑い芸人さんには本当に疎くて。そこで大きな協力者となったのが、芸人でもあり放送作家としても活躍している「オオカミ少年」の片岡正徳さんでした。


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■最大の協力者は、お笑い芸人

オオカミ少年 片岡

同じ「片岡」だが他人であるオオカミ少年・片岡さんの協力を得て、下ネタのイベントを2回ほど開催している。インタビュー中にも「お兄ちゃんのためなら!」とオオカミ少年・片岡さんも取材に応じてくれた。

オオカミ少年・片岡:お兄ちゃんとは長いこと仕事をご一緒させていただいていますんで、いつも下ネタで爆笑することは気付いていましたよ(笑)。


ある日「とにかく下ネタのライブをやりたい!」と熱く語られたことがあって。想像以上の熱意に驚きましたけど…。お世話になっているし、クリスマスのシーズンだったのでサンタさんの気持ちになって「じゃあ、やりましょう!」ってライブの企画を立てました。


片岡:僕はテレビの番組制作のノウハウは知っていても、お笑い芸人さんのことは異常に知らないし、現場での動きなどはわからなかった。


オオカミ少年・片岡:僕は芸人なので現場のことはわかる。僕が付き合いのある芸人たちを呼んで、お兄ちゃんには審査員長として賞品や賞金を用意してもらって、イベントを形にしたという…奇跡のコラボですよ(笑)。


片岡:イベントの趣旨を面白がってくれた「TENGA」さんが、賞品を提供してくれたのも嬉しかったですね。 イベントを開催したのは、東京にある収容人数50~60人ほどの劇場でした。


クリスマスにも関わらず100人近くお客さんが入って、有名無名問わずどっかんどっかんウケたんですよ。2回開催したイベントは成功で終えました。

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■AbemaTVのプロジェクトを聞いて企画書を入れこんだ
インタビュー放送作家TENGAAbemaTVケンドーコバヤシ
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