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訃報を受けて身内を取材 「死者への冒涜」「ゲスのゲス」と一部マスコミに批判殺到

近親者を亡くした人に一部マスコミが追いかけまわすことは、以前から問題視されている。

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(suriya silsaksom/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

しらべぇでも既報だが、15日に亡くなった女優の樹木希林の夫であり、ミュージシャンの内田裕也に対する報道に、とろサーモンの久保田かずのぶが苦言を呈した。

死去当日から内田の自宅マンションに押しかけるなど無配慮な報道に「不謹慎すぎる」「鬼畜の所業」「極まりなく不愉快」との痛烈な批判に、共感の声が寄せられていた。

 

■声明文も響かないマスコミ報道

配慮に欠けるマスコミの報道は、直近では16日に芸能界を引退した安室奈美恵が記憶に新しい。引退が目前に迫ると、関係スタッフや家族でまで取材をする記者もいたようだ。

「私はこれ以上、家族を怖がらせたり、関係スタッフの方々に迷惑をかけたくありません…どうかお願いです…もう家族や関係スタッフの方々に取材をするのは辞めて頂けないでしょうか…どうかお願い致します…」と声明文を出すほどだった。

 

■安室奈美恵「マスコミが嫌いになりそう」

また、安室は1999年3月に実の母親を亡くした際も、マスコミの行動について安室は「マスコミが嫌いになりそうでした」と語っている。

沖縄に向かうため羽田空港へ到着するやいなや、空港で待ち受けていたマスコミに囲まれ、至近距離でカメラを向けられた。当時の夫であるSAMが、マスコミやカメラを払いのけようとするものの、大勢のマスコミでもみくちゃに。

不謹慎な行動は、過去に何度も問題視されてきた。

 

■宇多田ヒカル「死者への冒涜だよ」

2013年8月、宇多田ヒカルの母で歌手の藤圭子さんが亡くなった。

「葬儀は行わなず、火葬のみとすること」と「出棺の日程は未定」と伝えられていたにも関わらず、宇多田が葬儀場に入るという情報を得たのだろう、マスコミは霊きゅう車の助手席に乗っている宇多田を囲んだ。

取材陣のカメラのフラッシュと問いかけがやむことはなかった。翌月、宇多田は自身のツイッターでマスコミの行動に対して「死者への冒涜」と綴った。

 

■松本人志「お前らゲスのゲスや」

松本人志は2014年に8月に父親が他界。直後に実家の母親に取材する週刊誌記者の行動について、自身がレギュラー出演中の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、怒りをあらわにした。

松本いわく、実家にきた記者が、松本のことや父親のことを聞いてきたという。松本の母は、記者を雑に扱うと息子(松本)が悪く書かれるんじゃないかという想いから、取材に応じたそうだ。

「せめて1カ月くらい置くとかね。こないだ(葬儀が)終わったとこじゃないですか」「まだ心身ともに完全に立ち直っていない素人のおばあちゃんを相手に、取材しに行くことが信じられない」と述べ、「ほんまお前らはゲスのゲスやな!」と強く非難した。

 

■市川海老蔵「お察しください」

2017年6月、市川海老蔵の妻で、フリーアナウンサーとして活躍していた小林麻央さんが闘病の末、亡くなった。

自宅周辺の様子で亡くなったことを察知した一部の記者は、自宅に幼い子供もおり夜中にも関わらずインターホンを鳴らし、玄関前で大声を出していたという。

近隣への迷惑にもなるため、海老蔵はブログを更新。「人生で一番泣いた日です」と切り出し、「お察しください」「近隣の方々のご迷惑になるのでひとまずおかえりくださいませ」と綴った。

それでも、現在の海老蔵の様子を捉えようとする記者もいた。『バイキング』(フジテレビ系)では、MCを務める坂上忍が「海老蔵さんが会見開くので、お察しくださいて言ってるんなら、そっとしてあげよう、次にいきましょう」と涙ぐみながら話した。

表舞台で活躍する芸能人の場合、一般人よりプライバシーが制限されるのは、やむを得ないこともあるだろう。

しかし、身内に不幸があった人の心情を汲み取ることが大前提だろう。刑事事件においても、被害者や被害者家族を必要以上に囲み、追いつめてしまうことは避けなければいけない。できる限りの配慮は忘れてはいけないはずだ。

・合わせて読みたい→小林麻耶さん、張り込み記者を牽制した方法がスゴイ 迷惑取材に批判の声も

(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

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