松本人志「宇宙人と出会ったらどうする」の質問に対する野口宇宙飛行士の回答が斜め上
宇宙飛行士だからこそ語れる体験談に興味津々。
■野口氏が語る「宇宙ステーションの暮らし方」
東野が宇宙飛行経験のある野口氏に対してどんどん質問していく流れを生み出すと、口火を切ったのは古市。「消灯時間はあるんですか」との問いが投げられる。
「宇宙の一日の時間は、グリニッジ標準時で過ごしています。宇宙ステーションでは、ロンドンの午前6時に起きて、午後11時に消灯する生活をしています」
松本から「眠れるもんですか。無重力やから、まぶたが閉じないことはないんですか」と、更に宇宙ステーションの生活を深掘り。
「最初のうちは眠れませんが、個室がちゃんとあるので寝袋に入って寝ます。まぶたも、眠くなると自然と目を閉じる」
宮澤から「人間関係ってどうなんですか」と質問が出る。
「僕たちは半年間を6名で過ごす。その6名で仲良くやるのは大事。そういう人たちを選ぶというのはあります。打ち上げの前に2年ぐらいかけて訓練するんですけども、その間にお互いの長所や短所、『これをやったら怒る』や『これをやったら仲直りできる』を学び合います」
「規則正しい生活なので時間間隔は変わらない」「地球の景色は常に違うので飽きはない」など、気になる宇宙生活ならではの疑問にも答える展開もあった。
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■宇宙の船外活動体験で見えるもの
松本が「宇宙から帰ってくると価値観は変わるのか」と、生活面とは違った方向の質問を投げる。
「地球の回りの船外活動をすると、眼の前に自分と地球しかない。地球はまんまるに見える。圧倒的な大きさの地球くんと、自分だけしかいない。そういう感覚で、地球を観れるのはスゴい体験だと思います。
今回の月旅行は、それほど大きな地球が小さくなっていき、見えなくなっています。その体験もまた良い体験になると思います」
アーティストがインスピレーションを得るに足る体験はありそうだ。ここで東野が「船外活動に向かう上でドアは何個あるのか」との問いで船外活動に対して深掘りを試みる。
「ドアは2つしかない。中のドアと外のドア。中のドアを締めて、空気を抜いてから外のドアを開ける。出たら、いきなり400キロ先まで下がない空間です。二重ドアの外側のドアを開けた瞬間に『死の世界に入っていく』感覚があります。
真空でマイナス150度のところにいくので、グローブが固くなっていくのを感じます。音はないんですが、手袋のクシャっとした感覚が伝わることもあります」
これを聞いた松本は「キャバクラで話したら、めっちゃモテますよね」と茶化す場面も。