労働者を守る社労士事務所がまさかのブラック職場 人を社畜に追い込む恐怖の手口

労働者を守ってくれるはずの社会保険労務士事務所がまさかのブラック職場に…

2018/10/07 11:30

女上司
(itakayuki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「自分の会社はブラック企業なのではないか?」「この働き方はさすがに限界だ」…そんなことを感じたとき、相談する窓口は、労働基準監督署か社会保険労務士の事務所だろう。

そんな、労働者を守るための社労士事務所がブラック労働の温床だった…というブラックジョークのような体験談が届いた。

GPSを使って残業時間の証拠を自動で記録できるスマホアプリ『残業証拠レコーダー』を開発した日本リーガルネットワーク社に寄せられたのは、こんなエピソードだ。



 

■内勤のはずが営業に駆り出され

あーさんは、社労士事務所に「一般事務」として入社した。ところが、実際に担当させられた業務は、入社時の条件とはまったく異なるものだったという。

「内勤と聞いていたのに、営業に駆り出される日々。1人が抱えるべき仕事量は超えており、締め切りに追われ、『なぜそんなこともできないのか!』と公衆の面前で怒鳴り散らす女性上司。


平日は日付が変わるギリギリまで仕事をし、土日出勤は絶対。休日手当や時間外労働があろうが、手当なんて一切なし。『みなし残業時間内だから出さない』と言われるが、社内の人間がみな『出せるはずがない』といい、社畜となってゆく」


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■「いつか死ぬんじゃないか」と悩み

そんな労働環境は、あーさんを鬱に近いような状態に追い込むことになる。

「こんな毎日を過ごしていると、自分の意思もなくなり、感情がなくなっていき、いつか死ぬんじゃないかと思っていた。周りのおかげで仕事を辞めることができたが、一人暮らしをしていたので、周りが助けてくれなかったらどうなっていたか…。思い返すだけで、ぞっとする職場」

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■弁護士の見解は…
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