バス運転手の暴言「はよ行かんか、こら」をマイクが拾う 明かされた状況に同情の声も
京都市北区で、市バス運転手が吐いた暴言が乗客に筒抜けになるという事案が発生。ネットでは同情の声も。
京都市北区の金閣寺前の市道交差点で今月3日、市バスの男性運転手(32)が業務中、前方の乗用車がなかなか左折しないことに腹を立て、「はよ行かんか。こら」と暴言を吐いていたことが判明。
ネットには、「そんなことで」と同情する声が殺到している。
■青信号から黄信号に…
この事案は、運転手が3日午後0時40分ごろ、交差点で左折待ちをしていた際に起こった。先頭の乗用車が左折しないまま青信号から黄信号に変わりそうになり、いらだって暴言を吐いたのだという。
この発言はマイクを通じ、約30人の乗客に筒抜けだった。マイクの電源を切り忘れが原因とのことで、運転手は「不適切な発言で、反省している」と話しているそうだ。
運転手は、市が運行を委託している西日本ジェイアールバス(大阪市)の社員で、ドライブレコーダーの記録や、運転手への調査から本事案が確認されたとのこと。
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■「気持ちわかる」と同情の声も
このバス運転手の暴言に対し、ネットでは「かわいそう」「気持ちわかる」と同情を示す声が相次いであがっている。
・状況からしてイライラする気持ちは分かる。こんなことで処分される運転手さんかわいそう
・まぁこれくらいはみんな言うでしょ? いちいち目くじら立てないで良いと思うけど
・バスのドライバーも、人間なんです。運転していて、感情を剥き出しにすることは、誰にでもあり得ます
・でもバスの運転手が言わなきゃ、バスの乗客が運転手に罵詈雑言吐いていたんじゃないの?
中には、「こんなことでクレーム入れる人の方が怖い」と怒りを滲ませたコメントも見られた。
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■「もっと嫌な運転手たくさんいる」
また、実際の体験談をもとに「こんなのはマシな方」と、より悪質な運転手がいることを示唆するコメントも多くみられた。
・いや普通に、乗客に直接悪態つく運転手とかいるからね
・こんなのはマシな方。数分遅れただけ、スピードを出す運転手もいる
・もっと嫌な運転手たくさんいるから。大きいバスに乗っていて煽るバスもある
・バス停に向かって走ってる人いるのに、その目の前で発車するバスとかざらだよね
小さな油断が大きな代償を生んだ今回の出来事。誰しも運転中に苛立つことはあるだろうが、やはり時と場合をわきまえる必要がある。
それにしても、運転手にとっては飛んだ災難だったと言えるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)