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松本人志、農業アイドルの裁判報道に「自殺したら負け」 過激発言も今悩む人への励ましか

自殺についてや未成年の芸能活動について語られる。

エンタメ

ダウンタウン・松本人志

14日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、愛媛県のご当地アイドル16歳少女の自殺を取り上げた。

 

■農業アイドルがパワハラで自殺

3月21日、愛媛県の農業アイドルグループ『愛の葉Girls』のリーダー・大本萌景が自殺。遺族は、所属事務所の社長やスタッフのパワハラによって自殺に追い込まれたとして、約9,300万円の損害賠償を求めて提訴した。

遺族によると、自殺した少女は休むことを事務所スタッフに相談したところ、LINEで「次また寝ぼけた事言い出したらマジでぶん殴る」「お前の感想はいらん。学校の判断と親御さんの判断の結果をそれぞれ教えろ」などと返信されたという。

大本萌景さん

過密なスケジュールに疲れて脱退を申し出ると、当時の所属事務所の社長から「辞めるのであれば1億円支払え」と発言。その翌日の朝、「社長が怖い」と怯えていた少女は、その日に自殺した。

所属事務所は「そんな事実はない。法的な責任は存在しない」と遺族の主張を否認している。

 

■松本は自殺を擁護する風潮を否定

自殺報道に対して、松本が熱く持論を語る。

「自殺の話になった時に原因を突き止めたがる。でも正直言って、自殺の理由はひとつじゃない。いろんな複合的なことが重なって、許容範囲がコップを溢れた時にしてしまう。だから、自殺の明確な理由はないんですよ。だから遺書もないんです。原因を突き止めるのは不可能なんです」

 

「自殺の原因は必ずしも一つではない。それを探すことは無意味ではないか」との考えがあるようだ。さらに松本は、

「事務所が悪くないとは言えない。でも、我々が自殺者が出た時にニュースを扱う時に、なかなか亡くなった人を責めづらい。責められないよね。そうなんやけども、ついつい、かばってしまいがちになる。

 

でも、ぼくはやっぱり『死んだら負けなんや』ってことをね。もっとみんなが言わないと、死んだらみんなが変わってくれるって風潮が、ぼくは嫌なんですよ。勉強や授業でも『死んだら負けやぞ』ってもっと教えていくべきやとね」

 

と、「自殺をしても無駄」な風潮を社会に根付かせれば、自殺を止めることになるのではとの意見のようだ。

石原良純が「真面目でいい子だから相談できず、松本さんの言うようにコップが溢れてしまったのかも」とコメントすると、松本は「相談していれば、コップの水が半分になることがある」と反応。

 

■ネットでは賛成の声も

松本の「自殺したら負け」に賛成する声も多かった。この言葉を自殺してしまった人に向けた言葉と受け取るか、これから自殺しようと考えている人への励ましと受け取るかで、感じ方は変わるようだ。

 

■犬塚弁護士は「未成年の芸能活動」について熱弁

芸能活動をする未成年を労働者として見るかどうかについて、犬塚弁護士が語る。

「労働者と見るか、個人事業主と見るかは、過去にも問題にありました。労働者であれば労働基準法という厳しい枠組みがあります。雇われている人が監督される必要がある。今はプロダクションに所属するので、労働者として見られる。この少女も労働者であった。

 

長時間労働によって、労働者の身体を壊すようなことをさせてはいけない。もちろん、自殺をするような精神状態に追い込んではいけないという安全配慮義務があったはずです」

 

法的には、「アイドルは労働者であり、労働基準法を違反することは許されるものではない」という。

未成年の頃から芸能活動をするトラウデン直美とワイドナ女子高生・矢崎希菜は声を揃えて「休みたいときは言えば休みをもらえる」とコメント。休み無く働かされる事務所ばかりでは決してないようだ。

 

■松本が断言「アイドルで売れるやつは頭おかしい」

松本が売れるアイドルについて意見をする場面もあった。

「芸能界が長いので、いろんなアイドルを見てきましたから断言できますけど。アイドルで売れるっていうのは、もうほとんど頭おかしいやつやから」

 

他の出演者が苦笑して言葉を失うなか、これに東野が力強く共感。

「そうなんですよ。僕もそう思うんですよ。やっぱ人前でなにか表現をするときに、ネジが一本二本は飛んでないと、あんなニコニコ歌って踊ってなんてできないし。また、それがキラキラ光って、魅力となってというのは」

 

松本がさらに追い打ち。

「どころか、ネジがないやつもおるからね。良くも悪くも、ですけど」

 

笑いを誘うも、東野以外の出演者は完全に発言することはなく笑顔を見せるだけだった。

 

■自殺を考えたことがある人は少なくない

しらべぇ編集部で全国20〜60代の男女1,332名を対象に「本気で自殺を考えたことがある」を調査したところ、20代から40代の男性は50代以降の男性に比べて、約3割で定着しつつあることがわかった。女性は上下しているが、やや増加の傾向だ。

松本の言う「自殺したら負け」の風潮が世に定着すれば、自殺に救いを求める人々も減るのかもしれない。

・合わせて読みたい→『愛の葉Girls』大本萌景さん自殺の訴状提出へ 遺族が語る事務所のパワハラ実態とは

(文/しらべぇ編集部・モトタキ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)

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