南青山・児童相談所の建設に抗議殺到 港区民の主張が「酷い」「プライドの塊」
南青山の一等地に「児童相談所」は場違い? 住民への説明会の様子が物議を醸している
「港区女子」なる言葉も誕生し、そのオシャレで洗練された場所に特別な憧れを抱く人も多い、東京都港区。
そんな港区・南青山の超一等地に、児童相談所などが入る施設の建設が予定されているのだが、住民たちが「建設に反対する理由」が物議を醸している。
■100億円かけ支援センターを建設
港区は、2017年11月に南青山の国の施設の跡地を購入。「児童相談所」をはじめ、DV被害者を一時保護する母子生活支援施設などが入る、「(仮称)子ども家庭総合支援センター」を、総工費およそ100億円かけて建設を予定している。
16日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、14日に行われたという周辺住民への説明会の様子を収めたV TRを放送。
施設の機能として、「触法少年の保護」や「DV被害に遭った子供とその家族が一時的に保護(施設に滞在)する」との内容に、「事前に十分な説明がなかった」「なぜ他の場所ではなく南青山でなければいけないのか」などと、住民たちから不満の声があがっているという。
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■「港区の価値が下がる」
住民たちが不安を抱いている「触法少年たちの管理」について、担当者は「施設の中に滞在することとなり、外で自由な行動をするということはない」と説明。
しかし、その後も周辺住民からの抗議が怒号となって飛び交う場面も。
《説明会で寄せられた住民たちの声》
「全然青山じゃなくていいんじゃないですか?」
「田町とか広いところいっぱいあるじゃない」
「こういう子供の施設を造ろうとしていることに関しては賛成です。ただ、表参道の超一等地に、あそこは完全な商業地なわけですよ。そこにそういうものを持ってきたときに、『港区としての価値』が下がるんじゃないかと思うんですね」
なぜ南青山に建設する必要があるのか、という質問について、担当者は「全ての機能を収容できる土地がここしかなかったから」と説明。「港区の価値が下がる」との訴えには、会場から拍手が沸き起こっていた。