卓球部顧問が生徒の賞状を破る その「ありえない言い訳」に批判殺到
卓球部顧問の男性が生徒の目の前で賞状を破り捨てるなどしていたことがわかった。
神奈川県川崎市の中学校で、卓球部顧問の50代の男性教諭が今月、卓球大会の試合後に賞状を部員たちの目の前で破っていたことがわかった。
■会場で選手を?責、賞状を破る
報道によると、同校卓球部は今月6、7日、川崎市中学生卓球大会の男子団体戦に出場。47チームのうち3位になった。しかし、男性教諭はその結果を受け、表彰後に会場で選手を?責。その場で賞状を破り捨てたという。
男性教諭は学校の聞き取りに対し、「授与された賞状が汚れていた」「こんな成績ではダメで、選手にやる気を出させるためにパフォーマンスとしてやった」などと話している。男性教諭は2014年から卓球部顧問で、神奈川県卓球協会理事も務めているとのことだ。
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■男性教諭を批判する声が相次ぐ
今回の報道を受け、『Yahoo! ニュース』や女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、男性教諭への批判の声があがっている。
「パフォーマンスややる気のためにしてはあまりにお粗末でふざけていると言わざるを得ず、体罰に次ぐ質の悪いやり方と考え方でしかない」
「こういうことをされるとやる気をなくすと思う。逆に「賞状をもらったほどの実力があるんだから大丈夫だ。自身を持って頑張れ!」って励ませば、生徒も士気が上がったはず」
「賞状をもらえるほど頑張ったんだから、まずは褒めてあげれば良いのでは。飴を与えず鞭ばかり振り回していては、せっかくのやる気もへし折られてしまいます。賞状は努力の結晶でもあり、それを破るという行為は心に傷が残ってしまいます」
「こんなのやる気を出させるパフォーマンスなんかではない。賞状をもらえるくらいの成績をおさめた生徒をまず褒めるべき。そして破いていいものではないよ」
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■おかしい教師が増えたと思う?
しらべぇ編集部では以前、全国20~60代の男女1,338名を対象に「昨今の教師」について調査を実施。その結果、全体のおよそ6割の人が、「おかしい教師が増えていると思う」と回答していた。
部活の顧問それぞれの考え方や指導方法があるのは当然だろう。しかし、「賞状を破る」という行為は「おかしい」と考えた人が多いようだった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)