声優・田中信夫さんの訃報に悲しみの声 『川口浩探検隊』など名ナレーションで活躍
バラエティ番組や映画吹き替えで活躍した田中信夫さんが亡くなっていたことが判明。83歳だった。
20日、『TVチャンピオン』(テレビ東京系)などでナレーションを務め、その重厚な声で高い人気を誇っていた声優・田中信夫さんが亡くなっていたことが判明。
その声に慣れ親しんだ視聴者から、悲しみの声が上がっている。
■『川口浩探検隊シリーズ』などでナレーション
数多くの作品に出演した田中信夫さんだが、代表作の1つで多くの人々にインパクトを与えた番組が『川口浩探検隊シリーズ』(テレビ朝日系)だ。
探検隊がジャングルなどで危険に襲われるたびに、「危ない!」などと絶叫。その光景は番組の名物で、田中さんのナレーションがなければ、人気は獲得できなかったのではないかとの声もある。
また、『徳川埋蔵金シリーズ』(TBS系)でも不自然に開けられた穴を見て、「この奥になにが隠されているのか!」と叫び、番組を盛り上げた。
このほかにも『警視庁24時シリーズ』など、緊張感のある番組に多数出演。田中信夫さんの恐怖を煽る独特なナレーションが、見る者に緊張感を与えていた。
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■海外映画の吹き替えでも活躍
田中さんはバラエティ番組だけではなく、アニメや海外映画の吹き替えなどでも数多くの作品に出演している。
代表的な作品としては映画『コンバット』のサンダース軍曹役や、『スパイ大作戦』などがある。まさに声優界の草分け的存在として八面六臂の活躍。
ナレーターとアニメ・映画の両面で活躍し、高い人気と知名度を誇った声優は田中信夫さん以外にいないと言っても過言ではないだろう。