医師が指示した出産の「マル秘アイテム」で子宮破裂　子も死亡する事案に言葉を失う

分娩中に医師から突然あるモノを使用するよう指示された女性が、バランスを崩して転倒し子宮が破裂。その後生まれた男児が死亡するという事案が発生した。

30代の夫婦が大阪市内の産婦人科クリニックと担当医を相手に9千万円の損害賠償を求める裁判を起こし、注目を集めている。

■「バランスボール」使用で子宮が破裂

報道によると2013年6月、当時大阪市内に住んでいた妻が破水し入院。ベッドに置かれたバランスボールに上半身を覆いかぶせるように乗せたが、片腕が点滴に繋がれていたことや、激しい陣痛を伴う状態だったこともあり、バランスを崩して転倒してしまった。

担当医が急遽帝王切開にすると子宮が破裂しており、お腹にいた男児は仮死状態で誕生し、脳性麻痺が残り1歳7ヶ月で死亡したという。

夫婦は、子宮破裂は転倒が原因だとして…

と主張。手術で体内にガーゼを置き忘れ、翌日に除去するための再手術が行われる医療ミスもあったという。子宮破裂のショックや男児の介護疲れで夫婦が精神疾患にかかるなど精神的苦痛を受けたと訴え、逸失利益や慰謝料を求めている。