マドンナ、「ムダ毛の処理をしないように」娘への教え わき毛に込めたブレない信念
ポップスの女王マドンナがモデルデビューも果たした22歳の娘に伝えたこと…それは「ムダ毛の処理をしないように」。
■「不潔」「最高にセクシー」
マドンナはインスタに画像を投稿するたびに、世界中で様々な意見が飛び交う。これらの写真に対しても「何を考えているんだ?」「不潔」といった否定的なコメントが寄せられた。一方「最高にセクシー」「綺麗!」と喜ぶコメントと賛否両論だった。
批判の中には「わき毛みせられてもそそられない」「わき毛がないほうがエロいけどな~」「もうすぐ60歳なのに」といったコメントも見られた。
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■「お尻はよくて、なぜ胸はダメなの?」
そもそも、マドンナがわき毛を見せているのは、「エロい」「エロくない」やセクシーかどうか…という性的コンテンツとしての自己表現なのだろうか。おそらく違う。
数年前にトップレス写真を投稿し、インスタ側に削除された際は「お尻を見せるのはよくて、なぜ胸はダメなの? ソーシャルメディアの偽善に溺れているわ」というメッセージを綴った。
女性の場合、公共の場で上半身裸になることは公然わいせつ罪になってしまう。これは性差別ではないのか、と異議を唱えているのだ。
2016年、アメリカ「ビルボード」紙が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した際には、デビューしてから34年間、性差別や女性蔑視と闘ってきたことをスピーチで語っている。
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■わき毛に秘められたメッセ―ジ
数年前から、アメリカでは「ボディ・ポジティブ」というムーブメントが広がりを見せている。これは「世間の女性に対する凝り固まった『美』の概念に振り回されることなく、あるがままの自分(個性)を受け入れ、自分を愛していこう」という意味合いを持っている。
わき毛に関しても同じく「社会が求める女性の美しさ」や「毛がない=美しくて清潔で魅力的という前提」をぶち壊すムーブメントのひとつだと言われている。
マドンナがインスタでわき毛を公開したのも、娘に伝えているのもこういった経緯だろう。
マドンナの表現方法や信念は昔から今日までブレていない。「マドンナはこうあるべき」という固定観念を押しつけてくる声に臆することなく、これからもブレない発信を続けてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)