「公務員の不祥事」は処分が軽すぎる? 経営者・自営業者の怒りが爆発
たびたび報じられる公務員の不祥事や犯罪。「軽すぎる」という批判も時おり見られるが…
世の中、さまざまな不祥事や事件が報道されるが、中には公務員や公的な立場にある人によるものも少なくない。国民の税金で養われているために「公僕」とも呼ばれる立場であり、こうした問題は強い批判を受けるのが一般的だ。
中には、「公務員が不祥事を起こしたときは処分が軽すぎる」という声も耳にする。実際、どれくらいの人がそう感じているのだろうか。
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■6割が公務員の処分に批判的
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、「公務員の不祥事は処分が軽いと思う」と答えた人は、全体の58.0%。
男性では55.5%だったのに対して女性は60.5%と、女性のほうがより厳しい目で見ていることも判明した。
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■処分の軽さに怒れる高齢女性
今回の調査結果を男女・年代別で見てみると、男女以上に世代間での意識格差が大きいことがわかる。
5割を下回ったのは、20代のみ。中でも20代男性は42.4%と全体でもっとも低い。公務員への処分に対する不満は、年代を上がるほど割合が高くなり、60代女性では7割を超えた。
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■経営者はとくに不満
さらに、この結果を職業別で見てみると…
もっとも割合が高かった会社経営の人では76.2%、自営業者では65.8%と、自ら事業を行っている人の怒りが伺える。仕事柄、納税や雇用、社会保険など、役所とやり取りすることが多い人たちだ。
また、倒産の心配がない公務員と対極にあり、不安定度が高い。そうしたやっかみも含めて、公務員への視線が厳しくなるのだろうか。
一方、学生は27.8%と低いが、それ以上に当の公務員は14.6%と最少。民間以上にコンプライアンス意識が求められる職場で、当事者としては「処分が甘いなんてとんでもない」という思いなのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)