給食「完食指導」で不登校、大人になってもトラウマ続く 支援団体「強制やめて」

学校給食の「食べ終わるまで席を立つな」の「完食指導」。不登校になる子供だけではなく、大人になってもトラウマになり「会食恐怖症」の発症のおそれも。

社会

2018/11/20 18:00

給食を食べる子供
(Milatas/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

数年前から問題になっている、学校給食の「完食指導」。これによって学校への不登校や体調不良、大人になっても「会食恐怖症」の発症と、支援団体に多数の相談が寄せられているそうだ。


 

■「会食恐怖症」とは?

「会食恐怖症」という言葉は、まだ馴染みがない人もいるのではないだろうか。

たとえば、家や野外では問題ないが、大勢の人間が集まるレストランでは発症したり、親しい友人など、気心の知れた人との食事は問題ないが、目上の人や馴染みの薄い人とは症状がでたりすることもある。

人によって症状の重さは違うが、ひどい場合は吐き気、震え、動悸、めまいなどの症状に悩まされるようだ。


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■症状のきっかけは「給食」

「会食恐怖症」になってしまう理由のひとつとして挙げられているのが、学校給食での「完食の押し付け」だそうだ。給食の指導(完食指導)では「目の前に出された食事は残さずに食べること」という指導。確かに心がけるべきことだろう。

しかし、昼休みになって周りのクライメイトが校庭に遊びに行っている中、ひとりだけ居残りして食べさせられているといった状況が続くことで、心の傷を抱えてしまう人も少なくない。

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■「完食指導」でPTSD発症

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