3割が不審者から声がけ経験あり 男性は未婚だとターゲットになりやすい傾向も
不審者の目撃情報が後を絶たない。声をかけられた経験があるか調査した結果…。
季節を問わず、小さな子どもや女性を狙った不審者が目撃されている。「連れ去り」「性犯罪」などの大きな事件にもつながる可能性もあることから、不審者に警戒をしながら過ごしている人も少なくないだろう。
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■約3割か不審者からの声かけを経験
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、「不審者に声をかけられたことがある」と回答したのは、全体の28.4%。
なお、男性が22.4%なのに対して女性は34.2%と、女性のほうが高い割合となっている。
女性を狙った犯罪を多く耳にするが、前兆にもなりかねない声かけを経験した女性が3人に1人の割合でいる考えると見過ごせない数字だ。
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■女性は40代を境に割合に異変が…
今回の調査結果を男女・年代別でみると、ある特徴がみえてきた。
すべての年代で女性が男性を上回り、とくに30代女性では44.7%と5割に及んだ。20代から40代の女性に不審者からの声かけが多いことがわかる。
経験は通常、年齢を重ねるたびに上がっていくことが一般的だが、50代以降、急激に割合が減少し、男女ともに60代が最も低い。
一般的に若い世代が不審者に狙われやすいと警告されている。40代が20代の頃を境に、不審者の出没が増えて続けているという見方も。
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■独身の方が声をかけられやすい
さらに、声をかけられた経験が「ある」と答えた人を、未婚・結婚で切り分けると、男性の割合に異変が。
未婚男性の「声かけられ率」が、全ての年代で割合が高いことが判明した。50代に至っては3割に迫り、既婚者19.1%と比べて、10ポイントも差をつける結果に。
一般的に、男性は結婚すると家族を守る立場になる。独身時代よりも警戒心が高まり、不審者が寄ってくる隙を作らないのだろう。なお、女性は30代のみ未婚者が7ポイント上回っていたが、その他の年代で目立った変化は見られなかった。
一見して不審者を見分けることは難しく、突然の声かけで怖い思いをしたことがある人も少なくない。一方で、「道を聞く」「あいさつする」など、ただ声をかけただけで、不審者として扱われるケースもあるようだ。
不審者に遭遇しないためにも、普段の行動に十分注意すると共に、相手が不審者なのかを見極める判断力を身につけることも大切といえるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代男女1,537名(有効回答数)