片山さつき、桜田義孝…ポンコツ議員を拾う二階俊博自民党幹事長 その力の源泉とは

自民党幹事長であり、安倍政権を支える大黒柱として存在感を増している二階俊博氏。その力を支えているものは何なのだろうか。

2018/12/04 11:00


 

■二階幹事長への恩義で入閣?

片山氏は参院枠の入閣推薦リストの最下位。桜田氏に至っては、就任に当たり「なぜ自分が選ばれたのか分からない」と公言し、タレントの橋本マナミから「そう思うんであれば、辞退すべきですよ」と切り捨てられたほど。

それが、なぜ入閣したのか。全国紙記者はこう語る。

「自民党総裁選の論功行賞で派閥ごとの入閣待機組を当選回数順に採っていったら、女性が上川陽子前法相しか残らなかった。


上川氏は本来、オウム処刑を成し遂げた功績で留任するはずだったが、官邸が外国人労働者受け入れ法案を準備不足のまま臨時国会に前倒しして成立させようとしたのに対し慎重だったから、菅義偉官房長官の意向で外された。


土壇場で『誰か女はいないか』と探した結果、デモシカで拾われたのが片山氏だった。そして、片山氏と桜田氏と大臣の適性が疑われる人物が入閣できたのは、自民党・総裁選で3選に貢献した二階俊博・幹事長への御礼を兼ねている。


五輪のスケジュールや内容はほぼ決まっていて、五輪組織委の森喜朗会長や元五輪相の遠藤利明・副会長が仕切っている。五輪相はもはや名誉職なので、桜田氏にお鉢が回ってきたのです」


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■田中角栄の薫陶を受ける

二階俊博

それにしても、二階氏はなぜそれほどまでに力があるのか。

二階氏は田中角栄元首相の下で薫陶を受け、和歌山県議会議員、運輸政務次官、運輸大臣、北海道開発庁長官、保守党幹事長、保守新党幹事長、自由民主党総務局長、経済産業大臣、自由民主党国会対策委員長、自由民主党総務会長、初代・自由民主党選挙対策局長、自由民主党国土強靭化対策本部長などを歴任してきた重鎮だ。

小沢一郎氏が自民党幹事長だった頃から子分として国会・業界・選挙対策のノウハウを習得。自民党離党後も長く小沢氏側近だった。

しかし、小渕恵三首相の自民・自由連立政権解消を機に袂を分かち、保守党を経て自民党に復帰。自自公政権時代では、時の権力者・野中広務官房長官(当時)と親交を深めた。

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■ポンコツ議員集めに熱心な二階議員
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