「うっかりセクハラをしないため」の『ハラミ会』 漫画のワンシーンに止まらぬ議論
「ハラスメントを未然に防ぐ会」略して「ハラミ会」。漫画から生まれた言葉が議論を巻き起こしている。
「ハラスメントを未然に防ぐ会」略して「ハラミ会」。漫画から生まれた言葉が議論を巻き起こしている。
■「我々は一般女性とは飲みません」
「ハラミ会」は、ハラスメントが起きないように、あえて女性を参加させない会」のことであり、漫画家の瀧波ユカリさんの作品『モトカレマニア』(講談社)に登場したことがきっかけのようだ。
その内容は…不動産店に就職した主人公の難波ユリカは、終業後に男性社員たちから「我々は一般女性とは飲みません」と、飲み会に誘われることはなかった。
それは、「飲みの席でうっかりセクハラする自分に嫌気がさした男たちだけで飲む」「女性がなんで傷つくかわからないから」などの理由からだった。
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■議論広がり「フィクションです!」
この漫画を読んだひとりの読者が、このワンシーンの写真とともに「ハラミ会最高か…」と紹介。ここで賛否両論が巻き起こったのだ。
「パワハラ、セクハラを避けるための最大の防御法」「女子会の男バージョンっていうだけでしょ。別にいいじゃん」というアリ派と、「『女性だけを誘わない』という行動自体がセクハラ」「男性が話題に気をつければいいだけ。極端すぎる」というナシ派に分かれ、議論に。
このシーンだけを切り取って広がる議論に、作者である瀧波氏が「フィクションです!」と強調するまでに至った。