物議を醸す記者会見での「記者の質問」 違和感を覚えている人が多い現状が浮き彫りに
2018年も数多く開かれた記者会見。記者の質問に違和感を覚える人も
■違和感を覚えている人の意見は?
記者の質問に違和感を覚えているというNさん(50代・男性)に意見を聞いてみた。
「記者が『自分の質問に真摯に答えるのが当たり前』と傲慢になっている。日大アメフト部の元監督の会見についても、司会者の対応がまずいことは前提ですが、同じことを何度も聞く記者もどうなのかと。
不祥事を起こした相手に上から目線で対象を攻め立てる様子も不愉快。正直、質疑応答は要らないと思う」
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■問題ないとの声も
一方、特に違和感はないという人Mさん(30代・男性)にも意見を聞いた。
「記者の質問は常識の範囲内。とくにおかしいとは思いません。たまに筋違いな質問をする記者もいますが、そういう人間はネットで叩かれ、信頼を失う。十分リスクを追っていると思う。
質疑応答がなくなってしまうと、会見者の『本心』が見えない。あえて心を揺さぶるような質問も、必要だと思う」
様々な声があるが、記者会見での質問に違和感を覚える人が6割存在することは事実だ。とんちんかんな質問を繰り返していると、いずれ「記者会見」自体がなくなってしまうかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,537名 (有効回答数)