避妊失敗や性暴力から女性を守るアフターピル 市販化見送りに嘆きの声「なんでないの」
女性が自らの体を守る手段のひとつ「アフターピル」のOTC化(市販薬化)をめぐり、様々な議論が起きている。
■「低用量ピル」も「ゴムなしOK」と勘違い
アフターピルのOTC化で、性が乱れるのだろうか。まずは「懸念」や「恐れ」を論じる前に、避妊などの正しい知識を得ることが第一だ。性の問題が低年齢化している実態を受け、性教育への取り組みをはじめる学校も少しずつ増えてきているものの、これも欧米とは比較にならない。
避妊効果を期待できるうえに、月経痛の軽減や月経日のコントロールが可能となる「低用量ピル」でさえ、「ピルを使う女性は、コンドームなしで性行為OK」「ふしだらな女性」とまるで間違った解釈をしている人も、残念ながら少なくない。
これも性教育の遅れ、知識不足からきているものだろう。
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■2019年、OTC化の議論は…
11月、「厚生労働大臣がアフターピルのOTC化を再度議論する見方を示す答弁をした」との報道もあったが…。アフターピルのOTC化で救われる人たちがいる現状、必要性に理解を求める。期待しながら、注視したい。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)