冬をこたつで乗り切るのはどんな人? 寒さ厳しい甲信越地方では根強い人気も

寒い季節。こたつに一度でも入ったら抜け出せない

2019/01/05 20:00

冬はこたつ
(SmokedSalmon/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

寒さが厳しくなると、家庭に登場するこたつ。最近では、おしゃれなデザインや専用の布団が販売されており、インテリアの一つとしても人気を集めている。

「こたつにみかん」が冬の定番とされているため、こたつを家庭に迎え入れている人も少なくないだろう。


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■4人に1人がこたつユーザー

しらべぇ編集部は、全国20〜60代男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の32.8%が「冬はこたつを使っている」と回答した。

冬はこたつ

なお、男性30.8%に対して女性34.8%とやや女性に、こたつユーザが多い傾向も見えてきた。この調査結果をさらに男女・年代別にみると…

冬はこたつ

もっとも、こたつ愛用者が多いのは30代男性で41.1%。50代女性が38.0%、20代女性が37.1%と続いた。

一方で、もっとも割合が低いのは男女共に40代で女性29.5%、男性では23.1%と全体平均を大きく下回っている。


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■こたつは家族団欒の場

さらに、「こたつを使っている」と回答した割合を、未既婚に振り分けると…

冬はこたつ

20・40・50代のミドル層では、既婚者の割合が4割台と大きく上回っている。こたつは寒さをしのぐツールだけではなく、家族が集う憩いの場として活用しているのかもしれない。

一方、20・60代では、未既婚で割合にあまり差がないことも特徴的だ。


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■甲信越はこたつが役立つ?

地域によって気候が違うため冬の過ごし方は様々だろう。こたつ愛用者を地域ごとに見ると、興味深い傾向が見えてきた。

冬はこたつ

もっとも割合が高かったのは、山梨・長野・新潟地方で、53.8%。新潟は海に面しており、山梨・長野は内陸部にあり四方を山に囲まれている。そのため、寒暖差が激しく、寒気が強い場合は大雪に悩まされる地域のようだ。

また、僅差で2位にランクインしたのは温暖な気候に恵まれているはずの四国。実際に四国出身の記者に尋ねてみたところ。

「意外と潮風が冷たくて寒いんですよ。実家は山間部なので、掘りごたつがありました。田舎なので核家族世帯も少ないですし、家族団欒の場として重宝されてるんじゃないかな?」


家族揃って、こたつでみかんを食べながら談笑。そんな様子が想像でき、こたつが定番になっているのも頷ける。一方、周囲と大きく差をつけ一桁台で最下位となったのは、日本一寒いと言われる北海道。

冬が長い北海道では、灯油ストーブで各部屋を温めるのが主流とされている。近年では、断熱や気密性能の高い住宅構造となっており、室内では半袖で過ごしている家庭もあるようだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)

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