嫌なことは飲んで忘れられるのか? 50代男性は深酒に走りがちな傾向も
嫌なことは飲んで忘れたいが、翌日に記憶と共に大事なものを失うことも…
ストレス社会と言われている昨今。この世界を生き抜くため、人それぞれストレス発散方法は異なるだろう。中には、お酒を相棒としており、嫌なことがあるとつい深酒してしまう人も少なくないはず。
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■4人に1人が飲み過ぎちゃう
しらべぇ編集部は全国20〜60代の男女1,024名を対象に調査を実施。その結果全体の25.7%が「嫌なことがあるとつい深酒をしてしまう」と回答した。
じつに、4人1人の割合が、嫌なことを忘れるため酒に溺れていることにな。なお、男性26.9%に対して女性24.2%と、やや男性に多いようだ。
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■50代男性は3割が深酒しがち
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ていくと興味深いことが判明した。
もっとも高いのは50代男性で35.7%と全体平均を10ポイントを上回り突出している。20代女性が3割台で続く。20〜40代では女性の割合が、50代以降は男性が酒に溺れている傾向も明らかに。
また、女性は年代が上がるごとに割合が減っており、60代では1割台にとどまっていることも特徴的だ。
一般的に50代は、責任ある仕事を任されていることが多い。飲まなければやっていけないような悩みが多く飲まなければやっていけないのか、それとも嫌な事を乗り越えた先のお酒がおいしすぎて、ついつい飲み過ぎてしまうからだろうか。気になるところである。
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■「お酒だけが楽しみ」「現実逃避したくて」
実際に深酒をしてしまいがちと回答した人の声を確認すると…
「恋も仕事も人間関係も…うまくいかない時は悩みを解消しようとお酒を頼ることがある。そんな時に飲むと酒が進む進む…翌日罪悪感を抱えることも」(30代女性)
「友達に相談に乗ってもらっている内に、話がヒートアップしてしまい飲みすぎてしまったことが…三日酔いしました」(40代男性)
「家庭内でなんやかんやあって、この先を考えると辛い。現実逃避のためお酒を煽り気持ちを和らげてます」(50代男性)
「仕事でうまくいかなくて飲み過ぎた。気づいたら服も化粧もそのままにベットの上で死んだように寝てたことがある」(20代女性)
「嫌なことがあったら夜のお酒だけを楽しみに惰性で乗り切ります。そんな時飲んだお酒で記憶をなくした経験は数知れず」(30代男性)
中には、「飲んでも解決しないとわかっていても酒をやめられない」といった嘆きの声もちらほら。
おいしいだけではなく、酔いが回り気分を高揚させてくれるお酒。一方で、アルコールが原因となる病気や事件も多発しており、その度お酒の飲み方を考えさせられることも。
酒は「百薬の長」と言われているが、「万病の元」とも言われている。節度を持って日常に取り入れることが大切といえるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1024名 (有効回答数)