身近にマルチ商法をしている友人がいる? なぜか30代男性に突出していることが判明
「楽して儲かるよ」「これ良いよ」と甘い言葉で勧誘してくるマルチ商法。
組織と商品・サービスの契約し会員となった上で、さらに友人や知人を誘い、契約させることでマージンを受け取る「マルチ商法」。
しばらく連絡を取っていなかった友人から、電話やメールをもらい再会したら「マルチの勧誘だった」という経験がある人も少なくないだろう。
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■およそ1割にマルチ商法をしている友人が…
しらべぇ編集部は、全国の20〜60代男女1,537名を対象に調査を実施。全体の10.1%が、「マルチ商法をしている知り合いがいる」と回答。
なお、男性10.6%、女性9.7%と、やや男性の知り合いに多い傾向も。
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■30代男性の友人に多い傾向も
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ると…
20〜40代では男性に、50代以降は女性の知り合いに、マルチ商法をしている友人が多い傾向だ。中でも、30代男性では15.8%と突出し、平均を大きく上回る結果に。一体、30代男性の周りでは何が起こっているのだろうか。
また、年代が上がるごとにその割合は徐々に減少し、60代では、ガクッと下がり平均を下回っていることも特徴的だ。
一般的に、30代になると社会での経験をある程度積み、「転職できるギリギリの年齢」と言われることから、自分のキャリアについて悩む人が多いようだ。そんな時、ネットビジネスと謳っているマルチ商法に魅力を感じ、勧誘するようになってしまうのかも。
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■「良い人に限って」「話に触れないようにしてる」
ネット上には、「友人がマルチ商法にハマってしまった」という相談や声も…
「化粧品やらサプリメント・ヒーリンググッズなどマルチ商法を始めた友人がいる。何度も勧誘を受けたがずっと断っていたら誘われなくなった。友人との付き合いは続いているが、その話には触れないようにしてる」
「友人に『勉強会行かない?』と誘われついて行ったら、胡散臭いネットビジネスの勧誘セミナーだった。弁がたつ登壇者だったからあれで騙されて入会しちゃう人もいるんだろうな」
「友人が、『頑張れば儲かるよ』『不労所得』などの胡散臭い言葉でマルチに誘ってきた。ネットワークビジネスと銘打ってるけど言い方が違うだけで完全にマルチ商法」
「本人は騙すつもりではなく、真剣に誘ってくる場合も多くある。すごく良い人に限ってマルチ商法勧めてくるから本当に人間不信になる」
友人をいい「カモ」としてマルチ商法に誘ってくる知人がいる一方で、悪意はなく「本当にいい商品」だと思い勧めてくる知人もいるため、その付き合い方に悩んでいる人が多くいるようだ。
これまで培った、人間関係を一気に失ってしまう可能性もある、マルチ商法。友情はお金では買えない。本当に大切なものを失わないよう注意する必要があるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1537名(有効回答数)