インフルエンザ大流行について厚労省に聞いた 「うがいは効果なし」「ワクチン接種者も要注意」

患者数が史上最多の勢いで大流行しているインフルエンザ。厚生労働省に聞いたところ「うがいは効果がない」との回答も。

2019/02/02 09:00


 

■感染しないための対策とは

インフルエンザ

—どういう対策をとればよいのでしょうか。

「当たり前かもしれませんが、外出したときは帰宅したらすぐに手洗いすることです。これで手に付いているかもしれないウイルスが、手から口や粘膜に付着するのを防ぎます。


うがいは、風邪はともかくインフルエンザにはあまり効き目がありません。ウイルスは口から入ってから数十分で体内に入るため、うがいが効果的だとすれば数十分おきにうがいをしなければならず非現実的です。


あと、外出するときにはマスクをする。インフルエンザウイルスは微少なため、マスクも通しますから感染は予防できません。ただ、周りに感染させる可能性は減らせることができます。さらに、必要のない外出は避けることがのぞましいです。


また、加湿器を使うこと。空気が乾燥していると気道の粘膜が乾燥してしまい、本来ある防御作用が弱くなります」


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■休息・マスク・医療機関を受診

—感染してしまった場合はどうすればよいでしょうか。

「十分休んで、バランスのとれた食事をすることです。他人にうつさないために、マスクをして、くしゃみや咳をなるべくしないようにする。そして、医療機関に行くことです。


今はタミフルはじめ、5種類の薬があります。症状を改善し、感染期間を短くするので、医者にかかってください。インフルエンザにかかると、熱・頭痛・関節痛・せき・くしゃみが出ますので、症状が出たら受診してください。


その場で簡易検査ができますので、インフルエンザか風邪なのか、すぐに分かります」


—今後、どれくらいまでに感染者は増えるのでしょうか。

「シーズンが終わらなければわかりませんが、1500万人に達すると思います。つまり、10人に一人以上がかかるわけで、細心の注意が必要です」

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(取材・文/France10・及川健二

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