インフルエンザ大流行について厚労省に聞いた 「うがいは効果なし」「ワクチン接種者も要注意」

患者数が史上最多の勢いで大流行しているインフルエンザ。厚生労働省に聞いたところ「うがいは効果がない」との回答も。

2019/02/02 09:00

インフルエンザ

インフルエンザが大流行している。立憲民主党の枝野幸男代表も年明けに罹患したばかりだ。そこで、インフルエンザの特徴と対策を厚生労働省健康局結核感染症課の担当者に聞いてみた。



 

■患者は史上最多を更新

—インフルエンザが猛威をふるっているといいますが、いつぐらいからはやり始め、現在どのような状況なのでしょうか。

「12月から流行り始めて、12月3〜9日の感染者が6.3万人、感染しました。1月末日で764.1万人の感染が報告されています。学校全体が閉鎖したのは1万3792校、学級閉鎖だけが3957教室です。


2月1日に発表したのですが、1月21日〜1月27日に感染したのは、推計値で史上最多の222万6000人となりました。一医療機関あたり57.09人です」


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■ワクチンの効果は?

—「インフルエンザ予防ワクチンが効かない」という話も伺ったのですが、それは本当でしょうか。

「今流行っているのが2つともA型で、2009年から猛威をふるうようになったH1N1インフルエンザとH3N2インフルエンザです。この2つの場合、インフルエンザワクチンを予防接種していても感染します。


しかし、ワクチンを接種していれば、症状を抑えるし、重症化を防ぐ効果はあります。だから、ワクチンに意味がないわけではない。


ただ、『ワクチンを打ったからといってかからない』というのは誤っていますので、接種した方も注意が必要です。打っていない方と対策は変わりません」

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