手づくり感あふれるライトアップがかわいい 石川県白山市の雪だるま祭りが盛況

日本有数の豪雪地帯である白山市の白峰・桑島地区で、30年前から続く雪だるま祭り。幻想的なライトアップは地元料理の食べ歩きも人気だ。

2019/02/05 12:00

雪だるま祭り

冬の風物詩、雪だるま。東京でも大雪のときなどに時おり見かけるが、雪だるまをつくって30年近く町おこしのお祭りを続けている地域が、北陸・石川県にある。

石川県白山市の白峰地区・桑島地区は、福井県や岐阜県との県境。標高2,700メートル級の霊峰・白山の玄関口であり、国内有数の豪雪地帯と言われている。そんな雪を恵みとして活かし、地域のイベントとして「雪だるま祭り」が始まったのは1990年のこと。

現在は、渋滞や混雑を避けるため、隣接する桑島地区と白峰地区で日を分けて開催されている(2019年は桑島地区が2月2日、白峰地区が2月8日)。


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■手作り感あふれる雪だるま

雪だるま祭り

取材班が訪れた2日は、桑島地区の雪だるま祭り。地域にある施設やそれぞれの家の軒先に、さまざまに趣向を凝らした雪だるまがつくられている。

雪だるま祭り

さっぽろ雪まつりのような派手さはないが、地域の人や子供たちがつくったことが伝わる手作り感が温かい。子供たちに人気のキャラクター雪だるまが多いのも、喜ばれるはずだ。

雪だるま祭り

雪深い山の中に、意外にも多くの人が訪れていることからも、この手づくりのお祭りが地域にしっかりと根ざしていることがわかる。


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■見どころは夜のライトアップ

雪だるま祭り

17時から21時までは、雪だるまにろうそくが灯され、ロマンチックで幻想的な雰囲気に。観光客も、この時間を目当てにくる人たちが多いようだ。

雪だるま祭り

イワナの串焼きやイノシシ汁など、山の恵みを感じられる出店もあり、雪だるまを見ながら食べ歩きも可能。心も体も温まること、請け合いだ。

イワナ


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■白峰地区には風情あるお店も

8日に祭りが行われる白峰地区は、手取川ダム建設による移転でできた新しい桑島地区と違って、江戸時代に天領だった頃の面影を残す趣のある町並み。

古民家を改装した人気の「雪だるまカフェ」も、通常冬期は営業していないが、2月11日までは開店。普段は16時に閉店するが、8日は夜まで営業しているので、冷えた体を温めるにはぴったりのスポットだ。

雪だるまカフェ

栃の実を手間ひまかけてアク抜きして、昔ながらの製法でつくった「とち餅」は、この地域の名産。志んさ本舗では、とち餅以外にも栃の実を使ったスイーツが人気となっている。

志んさ本舗

地域の中心部には、立ち寄り入浴ができる「白峰温泉総湯」やお土産も買える食事処「菜さい」も。雪だるまを眺めた後は、温泉や食事を楽しむのもいいだろう。

菜さい

白峰地区・桑島地区へは、金沢から車で1時間40分ほど。小松空港からは1時間ほどなので、冬ならではの光景を楽しみに出かけてみてはいかがだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子

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