児童虐待の通報が過去最多 第三者ができることは児童相談所に「通告」
警察庁のまとめによると、昨年「親などから虐待を受けた疑いがある」として、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子供が8万104人だったことがわかった。
■8人に1人が虐待経験
しらべぇ編集部は以前、全国の20~60代の男女1,328名を対象に「虐待」について調査を実施。全体のおよそ8人に1人が「両親から虐待を受けた経験がある」と回答している。
一歩間違えば取り返しのつかない悲劇を引き起こす虐待。ひとつの命を守るため、虐待の疑いがある子供に出来るせめてものことは、気付き「通告」することなのかもしれない。
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■児相所に「通告です」
警察が虐待の疑いを把握するのは、主に周辺住民からの通告がきっかけとなる。今、子供に関わる職業をしている人が「もし虐待かも…と思って児相に電話をかける際には」と綴ったツイートが話題になっている。
「必ず『通告です』と言ってください。『虐待かも』などと言ったところで動くことは少ないです。『通告』という言葉を使うだけで児相は必ず動きます」。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)