ついカッとなって我が子を叩いてしまったことある? 若い世代の男性には異変が…
どんな状況でも感情的になると冷静な対応ができなくなってしまうものだが…
誰もが我が子がかわいく目に入れても痛くないと考えているだろう。しかし、子育ては一筋縄では行かないものである。
時には、子供が聞き分けが悪く、何度も言葉で説明しても伝わらず、ついカッとなってしまい叩いてしまった経験ある人も少なくないだろう。
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■約4割が叩いてしまった経験あり
しらべぇ編集部は全国20〜60代の子供のいる男女764名を対象に調査を実施した。その結果、全体の42.5%が「我が子を感情的に叩いてしまったことがある」と回答した。
なお、男性42.0%に対して、女性51.6%と10ポイント近く差の開く結果となった。
■若い世代の男性に異変が…
さらに、この調査結果を男女年代別に切り分けていくと…
20代を除くすべての世代で女性の割合が上回っており、もっとも高いのは、50代女性で59.6%。30代女性が55.0%、40代女性が53.0%と続く。また、年を重ねるごとに割合が増えている。
一方、男性陣では、20・30代は5割を越えており若い世代に子供に手をあげた経験者が多いことが判明した。また、40代でガクッと下がりV字型になっていることも特徴的だ。
経験率は通常年齢と共に上がっていくものだ、この割合がそのまま横にスライドしていくと考えると見過ごせない数値である。
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■しつけのために感情的になるのか?
さらに、この調査結果を「我が子の突拍子もない行動に危険を感じたことがある」と回答した割合と掛け合わせると、非常に興味深い結果が見えてきた。
すべての世代において、我が子の行動に危険を感じたことがある人は「感情的に叩いてしまったことがある」と回答している割合が突出していることが判明。
子供が想定外の行動を取ると、予期せぬ事故につながることもある。動揺や子供を失うかもしれない恐怖から、つい体罰的なしつけをしてしまうのかもしれない。
筆者も幼少期、駐車場で車にひかれそうになり、両親からこっぴどく叱られた苦い経験がある。
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■愛情が間違った方向に向かないように…
痛ましい児童虐待のニュースが後を絶たず、親子の関係について考えさられることがある。加害者のほとんどが、「軽いしつけのつもりだった」「つい感情的になってしまった」という理由から虐待をしてしまったと供述している。
今回の調査結果では、ほとんどの世代において、2人に1人の割合が感情的になり我が子に手を上げてしまった経験があると回答した。
誰もが加害者になりうる可能性があるということを認識し、改めて子供との向き合い方や叱り方について考える必要があるのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の子供がいる男女764名(有効回答数)