蹴り上げ虐待から保護された犬の姿に安堵の声 飼い主は今でも「早く返して」
散歩中の犬を蹴り上げる虐待動画が拡散し、翌日には保護された犬。今でも飼い主から「返せ」との連絡がくるという。
散歩中の犬を蹴り上げる虐待動画が拡散し、翌日には動物保護団体の女性により保護されたことが話題になった。あれから1週間以上が経過し、保護されている現在の犬の姿に安堵の声が広がっている。
しかし、今でも飼い主から「返せ」との連絡が来るとも報じられ、ネットでは恐怖と怒りの声で溢れている。
■ツイッターで通報求め、呼びかけ
今月8日、ツイッターには、犬を蹴り上げる衝撃的な虐待動画が拡散された。動画は、飼い主の女性とその隣を歩くラブラドールレトリバーの姿から始まる。
突然、右足で犬の腹部を蹴り上げる飼い主。犬はその衝撃で倒れ込むものの、起き上がり、飼い主を見上げてよろよろと再び歩き出す。しかしその直後にまた、右足で腹部を蹴り上げる…。
「直接注意することは、怖くてできなかった」という投稿者は、この様子をツイッターに投稿し、多くの人からの通報を求め、どうしたらいいのかと呼びかけた。この動画は瞬く間に拡散され、再生数は430万回を超えたという。
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■動画投稿の翌日に、保護
そして、この動画を目にしたひとりが、動物保護団体「紫友会」代表の女性だった。「一刻も早く助け出さなければ」と動画が投稿された翌日には、投稿された映像の風景や背景と地図アプリの風景を照らし合わせながら現場を特定。
広島から現場の京都市まで車で5時間かけて、保護しに向かったのだ。自分の目で犬を蹴り上げている場面を確認。警察に連絡して犬は保護された。保護されたラブラドールは、16才(人間でいえば90才)過ぎの老犬であることがわかった。