辺野古県民投票、玉城デニー沖縄県知事が特派員協会で会見 「結果がすべてです」

2月24日の県民投票の結果を受け、安倍晋三首相と会談した玉城デニー沖縄県知事と、ハンガーストライキでも話題になった元山仁士郎氏が記者会見。

2019/03/03 09:30


 

■7割が辺野古基地建設に反対

投票資格者総数115万3600人のうち、52.4%の沖縄県民が投票に参加した。その結果、「埋め立てに賛成」が11万4933票、「埋め立てに反対」が43万4273票。そして、「賛成でも反対でもどちらでもない」という投票が、5万2682票となった。

投票総数の71.7%に当たる43万4273人もの人々が、辺野古の埋め立てに反対という結果を示した。これは玉城デニー知事が昨年9月の知事選挙で、辺野古に新基地は造らせないという公約を掲げて当選したときの得票数、39万6632票をはるかに超える。


関連記事:沖縄のおでんは変わってるけどおいしそう! シメにはおでんだしで沖縄そばも

 

■「日本の民主主義が問われている」

玉城デニー

玉城氏はこの結果について、

「今回の辺野古埋め立てに絞った県民投票によって、辺野古埋め立てへの反対、すなわち辺野古移設断念を求める県民の民意が初めて明らかになった、極めて重要な意義があるものと考えております」


と異議を強調した。そして、

「本日、その結果を条例に基づいて安倍総理大臣に直接手渡すとともに、トランプ大統領宛ての通知を、駐日米国大使館、ジョセフ・ヤング特別臨時大使に託しました。


民主主義国家であるわが国において、県民投票により直接示された民意は何より重く、また尊重されなければなりません。今まさに日本政府の民主主義が問われていると思います。


『辺野古が唯一』との日米合意に固執することは普天間飛行場の危険性を固定化することにほかならないことから、県民はより早い普天間基地問題の解決を求める思いで、辺野古埋め立てに反対という意思を示したものと思います。


あらためて政府に対して辺野古移設断念を強く求めるものです」


と語った。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■民主主義の基本に立ち戻り建設中止を
安倍晋三沖縄県玉城デニー米軍基地辺野古基地県民投票オール沖縄元山仁士郎普天間基地
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング