カンニング竹山、震災報道のあり方に苦言 「悲劇だけを切り取るメディア」
『ビビット』(TBS系)でお笑いタレントのカンニング竹山が、東日本大震災について言及し、様々な意見が寄せられている。
■報道の伝えかたに「もうやめてくれ」
「3・11になると、必ず昔の映像とかやります。福島の中の人は『もうやめてくれ』と言っている人もいる。『我々は前を向いて歩き出しているんだ』と」と自分を含めた報道のあり方に指摘。
続けて、福島だけではなく震災により被害を受けた人達に対して「今、楽しく笑顔でみなさん暮らしている人がいっぱいいるんですよ。それを東京のメディア、いつも我々は『厳しいでしょう』『つらかったでしょう』『大変でしょう』という切り取り方しかしないけど、現地に住んでいる人はみんな幸せにちゃんと暮らしてるんですよ!」と訴えた。
関連記事:みやぞん、24時間マラソンのカラクリ明かし騒然 「あれは上手くできてる…」
■「代弁してもらえたような」「グッときた」
「ちゃんと地元の言葉を拾って我々は流していかなきゃいけない。これをもっと考えていかないといけない」と締めた竹山の言葉には、胸を打たれた視聴者も多いようだ。
ビビットのカンニング竹山さんのコメントにグッときた。悲しみを切り取るだけの振り返り方ではなく、今を前向きに生きることにもっと目を向けていけたらいいな。
— ミネラル (@gzq5FND6tNxa2JB) March 11, 2019
カンニング竹山さんの熱弁に泣けた。゚(゚´ω`゚)゚。
福島の事はネガティブな報道ばっかりだけど、前向きに生きてる福島県民の気持ちを代弁して貰ったような。沢山来てくれてるから言えること。
太一くんもいつもありがとう。#ビビット #東日本大震災— とろんたま屋テンチョー💉💉 (@Mist_Miki) March 11, 2019
3.11の特集だと、津波や被災した悲惨な映像だったりが流れてきて、そんなのを見ると心が痛い。
悲しくなる。けして、忘れてはいけない出来事だけど、映像を見せなくてもわかってる。その点、ビビットは良かった👏
カンニング竹山さんが浪江町に伺って、観光に行きたくなるような特集。素晴らしい!!— ch (@tktmy1199) March 11, 2019
多くの命を奪った東日本大震災。竹山が代弁するように、苦しみの中で前を向き、生きている人もいる。映像による衝撃を受ける人への配慮も必要だろう。
一方で「風化してしまうことが何よりも恐ろしい」と声を上げる人もいる。風化と忘却を防ぐことを第一に、被災地の状況や人々の姿や言葉を届けてほしいと願う。
・合わせて読みたい→野田市虐待、新たに発覚した「最悪の命令」に絶句 「人間のやることじゃない…」
(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)