新海誠監督、RADWIMPS野田への想い明かす 『君の名は。』で生まれた絆に感動の声
『君の名は。』の新海誠監督が新作映画『天気の子』の裏側を明かす。脚本が完成したとき、最初に見せたいと思ったのがRADWIMPS野田洋次郎だったという。
10日、新海誠監督の新作映画『天気の子』の音楽を、RADWIMPSが担当することが判明。『君の名は。』以来のタッグに喜びの声が出る一方、新海監督が明かしたエピソードに注目が集まっている。
■新海監督、脚本を野田洋次郎に
この日、『天気の子』特報映像が公開。RADWIMPSには監督自身が依頼したといい、その理由を「彼らとならば『君の名は。』でやったことも踏まえたうえで、もっと深いところまで観客と一緒に行けるのではと考えたから」と明かす。
『天気の子』の音楽は、僕からRADWIMPSにお願いしました。彼らとならば『君の名は。』でやったことも踏まえたうえで、もっと深いところまで観客と一緒に行けるのではと考えたからです。でもそういう理由とは別にして、(続く
— 新海誠 (@shinkaimakoto) April 9, 2019
しかし、「でもそういう理由とは別にして」と続けた新海監督は、「僕は『天気の子』の脚本を書き上げた時にそれを誰かに読んでほしくて、その「誰か」を考えた時に最初に浮かんだのが洋次郎さんだったのです」と、RADWIMPSのフロントマンで作詞作曲を手がける野田の名前をあげる。
続き)僕は『天気の子』の脚本を書き上げた時にそれを誰かに読んでほしくて、その「誰か」を考えた時に最初に浮かんだのが洋次郎さんだったのです。それが一昨年の夏でした。以来、RADとスタッフ達、帆高や陽菜たちと一緒にずいぶん長く旅してきた気がします。早く皆さんの元まで辿り着けますように。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) April 9, 2019
本来、音楽家である野田に、脚本を見せたいと思う。クリエイターとしての尊敬、信頼を感じさせるエピソードだ。
関連記事:はなわ、GACKT新曲発表に「俺の歌やん!」と困惑 「何が起きたの?」と両ファン騒然
■「素敵なお話」
この経緯に対し、ネット上では「素敵なお話」と称賛の声が相次ぐことに。
「そんな経緯があったんですね。素敵なお話ありがとうございます。私も空、雨、虹、雲を思い浮かべる時、洋次郎さんの作った曲も一緒に思い出すことがよくあります」
「辿り着く日、公開日を楽しみにしています。新海さんの映像に洋次郎の歌声をイメージしながらその時を待ちます」
「新海監督の真っ直ぐに届けてくださるお言葉たちは、作品にも表れているような気がします」
「予告だけでも絵の美しさが凄まじいです!! あと洋次郎さんはいつ寝てるんだ? というくらい曲を作っている気がします……」
「いつかまたタッグを組めたら…とあの時話していたことが、こんなにすぐに叶うとは思いませんでした。けれど監督やRADやスタッフの皆さんにとって、とても長くたくさんの時間を過ごされたのですね」