大阪・西成への差別的表現で『アメトーーク!』が謝罪 「さすがに行き過ぎ」と物議
『アメトーーク!』で西成地区について、事実と異なるエピソードや差別的な表現があったと判明。
19日、テレビ朝日は『アメトーーク!』で、大阪府立西成高校および西成地区について、過去の放送に事実と異なる内容や差別的な表現があったと公式サイトで謝罪。
ネット上で大きな話題となっている。
■事実誤認の内容は……
謝罪の対象となったのは2月14日に放送された「高校中退芸人」。この回、番組では大阪府立西成高校と大阪・西成地区について触れ、
・窓がガラス製でない理由は、ガラスだと割ってしまう人が多いから
・投げられないように、机とイスが繋がっている
・9クラスあった学年が卒業時には5クラスになっていた
などと、具体的なエピソードが番組内で語られた。しかし、これらは事実と異なっていたという。
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■差別的な表現も
また、番組内では西成地区について、「行かないほうがいい地域」とも表現。
同校の関係者などから抗議が届き、謝罪することになったようだ。
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■「行き過ぎた表現」「笑いに変えることも…」
この報道に対し、ネット上では「たしかに行き過ぎた表現」「盛りすぎは良くない」などの声が寄せられることに。
しかし、一方では「大阪という街は、一見マイナスに思えるものを笑いに変えてきた側面もある」などの声もあり、どこまでがイジリとしてOKで、どこからが許されないのかを真面目に考えた人も少なくなかったようだ。
「たしかにこれは行き過ぎた表現だと思う」
「盛りすぎは良くないということか」
「大阪という街はこういうのを笑いに変えてきた側面もあるだけに難しいよね」
「『今は違うんですけどね』って最後に添えればここまでならなかったろうに」
「現地に住む人からすれば、笑うことでしか消化出来ないものもあると思うんだけどな」
もっとも、差別でもイジリでも、大事なのは「受け手がどう思うか」。そういう意味では、今回の番組での表現、紹介の仕方が行き過ぎだったのは間違いない。
不必要に人を傷つけないよう、メディア側も今まで以上に、自分たちを厳しく律していくべきなのだろう。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)