苦しみから逃れたい 幼少期からのトラウマを抱える人たちの傾向とは…
幼少期からのトラウマは、成長してもなお、その人を苦しめている可能性も。トラウマを抱えている人たちの特徴とは?
本人では対処することのできない著しい心的ストレス、「トラウマ」。引き起こされる原因は様々だが、幼少期に体験したトラウマが成長過程において、PTSD(心的外傷後ストレス)として表れることもある。
酷い場合には人を信頼することができなくなり、誰にも相談することができず抱え込んでしまうケースもあるようだ。では、子供の頃からのトラウマがある人の特徴とは?
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■全体の3割がトラウマを抱えている
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1732名を対象に調査したところ、全体の30.1%が「子供の頃からのトラウマがある」と回答した。
約3割の人が、現在もトラウマに悩まされているようだ。男女別にみると、男性が45.7%、女性が43.8%とあまり差がない結果に。
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■女性は抱え込みやすい?
さらに、この結果を男女年代別で見てみると…
全体でみると大差はなかったが、年代別でみると、若い世代では女性の割合が高いことが判明。突出していたのは30代女性で43.0%であった。一方、60代になると、男女ともに全体の1割という結果に。
幼少期に近い年齢のほうが、トラウマを思い出しやすい…ということなのだろうか。
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■トラウマを隠すために「嘘」も?
さらに興味深い調査結果が判明した。子供の頃からトラウマがあると答えた人の中で「嘘をつくのがうまい」とう調査を実施したところ、46.7%の人が「嘘がうまい」と答える結果に。
自身のトラウマを説明しようとしても、うまく伝わらなかったり、トラウマを人に話したくない人も少なくないだろう。トラウマが出てしまったとき、その場を乗り切るために嘘でごまかしている…そんな場面もあるのかもしれない。
幼少期からのトラウマをすぐに克服することは難しい。しかし、すべてを1人で抱え込まず、誰かに打ち明けることで、気持ちも少しずつ変わってくるのではないだろうか。トラウマを抱えた人たちが、いつか克服し、乗り越えることができるように願うばかりである。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,732名(有効回答数)