『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』の小林よしのりが喝 「女性天皇・女性宮家を認めよ」
間もなく今上天皇が退位され、皇太子徳仁親王が新天皇に即位する。皇位継承者が限られていることが懸案となっているが…。
■皇族復帰希望者は存在するのか
皇室の維持には、復帰希望者の「数」も重要なポイントだが…
小林:これは現実の話なんだから、本当にそういう旧宮家で皇族を希望する人がいるんだったら、表に出さなければならない。。しかも1人見つけたってダメなんです。
今の皇室の安定を維持するには(旧宮家の皇族希望者を)4人ぐらい見つけて来なきゃいけない。これは竹田恒泰が言った言葉ですからね。しかし、4人もどうやって見つけてくるのよ。そりゃもう絶対に不可能なことだ。
だから、旧宮家で皇族になるのを希望する人を見つけてきて、誰かが説得しなければならない。政府の者でも誰でもいいから、「とにかくやれよ」という話です。
もう、「旧宮家の皇族希望者がいるのならば発表すべし」とワシはいってきたけど、保守はそれはやったらいかんとか言っている。でも、やらないといかんよ。結局、適当な人がもういないからやらないんですよ。
関連記事:平成の御代を振り返る 金子宗徳博士に聞く「日本国民統合の象徴」に徹された天皇陛下
■「自称保守派」が皇室を危機に
小林氏は、保守を自称する人たちに対して、怒りを隠さない。
小林:保守を称する人たちはけっきょくのところ、皇室を滅ぼそうとしているわけですよ。極左が皇室に反対して滅ぼそうとしているが、やらなくていいんだよ。女性宮家や女性天皇を認めなければ、皇族は滅びてしまうわけだ。
皮肉にも保守の連中のせいで、皇室は危機にある。もう本当に話にならんよ。
・合わせて読みたい→平成の御代を振り返る 国民民主党・玉木代表に聞く「陛下は忠恕の精神で象徴天皇に徹した」
(取材・文/France10・及川健二)