「女性は見た目が重要」という価値観は古い? 若い女性以上に怒っているのは…
「外見」は頭脳や体力と同じくひとつの才能であることは確か。しかし、とくに女性においてそればかり重視されるのは…
「人は見かけによらぬもの」ということわざがあるものの、書籍やドラマなどで「人は見た目が9割」「人は見た目が100パーセント」などとしばしば目にする昨今。
ビジュアルも、もちろん頭脳や体力などと同様に「才能のひとつ」。しかし、とくに女性の場合、モデルや芸能人などことさらに美しい容姿を必要とされる職業でなくても、見た目を重要視されてしまうことが少なくない。
こうした価値観について、世間はどのように感じているのだろうか。
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■3割が「古い」
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、全体の30.6%が「『女性は見た目が重要』という価値観は古い」と回答した。
男性は30.1%、女性では31.1%と、やや女性が多いものの大きな男女差はなく、少なくない男女が「古い価値観だ」と感じているようだ。
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■高齢女性はとくに…
今回の調査結果を男女年代別で見てみると、とくに不満を持っている層が判明した。
もっとも割合が高かったのは、60代女性で38.4%。30代女性は36.6%で続く。若い女性よりも、やや上の世代のほうが「まだこんな価値観が残っているのか」と怒りを覚えているのかもしれない。一方の男性では、40〜50代で3割を超えている。
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■まだ残る「見た目重視」
女性ばかりが過度に見た目を重視されてしまうケースについて、取材班は20〜30代女性に話を聞いてみた。以前、出版社で人事担当だった20代の女性は…
「出版社で人事を担当していましたが、面接を通過してくる女性たちが、揃ったように美人。他社さんからもよく『○○社さんは美人が多いですね』と言われることも。
能力もあったのでしょうが、面接を担当するおじさんたちのバイアスが強かったのでは…と感じていました」
と語る。また、30代女性は、「飲み会で、美女はあまり話さなくても、男性が率先して話してくれることが多い」という。プライベートでも扱いに差をつけられるのは不愉快なものだが、人材採用などビジネスの場では非効率にもつながりかねない。
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(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子)
対象:全国20代~60代の男女1,664名 (有効回答数)