自分が成り代わってみたい戦国武将ランキング 信長、家康、秀吉…1位に輝いたのは…
シミュレーションゲームではプレイヤーとして選択することができる戦国武将。もし自分が誰かに成り代われるとしたら…
『信長の野望』という歴史シミュレーションゲームがある。1983年に第1作が発売され、今も人気を集める名作だが、プレイヤーはどれかの戦国武将となり、敵を倒し、領国を経営して天下統一を目指すものだ。
ゲームの世界であれば、どんな武将になることもできるだろうが、もし仮に自分が実際戦国武将の誰かに成り代われるとしたら…と考えてみたことはあるだろうか。
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,755名を対象に以下の中から「自分が成り代わってみたい戦国武将」を選んでもらった。
(織田信長/豊臣秀吉/徳川家康/上杉謙信/武田信玄/今川義元/毛利元就/伊達政宗/島津義弘/尼子経久/最上義光/長宗我部元親/北条氏康/三好長慶/その他)
以下、ランキング形式で発表しよう。
■10〜7位:長宗我部元親/島津義弘/毛利元就
10位に入ったのは、国人領主出身ながら一領具足と呼ばれる勇猛な兵を率いて土佐を統一し、四国も統一寸前まで至った長宗我部元親(2.2%)。跡を継いだ息子の盛親が関ヶ原の戦いで西軍についたことで改易となり、盛親は大阪夏の陣で討ち死にしている。
9位は、3.2%の支持率で島津4兄弟の猛将・義弘。3,000の兵を率いた伊東義祐をわずか300の手勢で打ち破った木崎原の戦いは、「九州の桶狭間」とも呼び声が高い。
5.6%の得票で同率7位となったのは、今川義元と毛利元就。桶狭間の戦いで織田信長軍の毛利新介に首級を獲られたにもかかわらず「なりたい」と思う人がいるのは、「自分なら奇襲を見抜ける」という気持ちだろうか。
中国地方の覇者・毛利元就は、数々の謀略や暗殺で知られるものの、息子たちをまとめた「三本の矢」のエピソードなど、家族愛を感じるためかもしれない。
漫画『センゴク権兵衛』シリーズを愛読する20代の男性に話を聞いてみたところ、
「元親になって、長男の信親に『絶対に仙石権兵衛についてっちゃダメだぞ』と言い聞かせたいですね。権兵衛が軍監を務めた戸次川の戦いで信親が島津軍に討ち取られてから、長宗我部家の破滅が始まった気がします。
それを避けられれば、江戸時代まで大名として生き残れたはず!」
と、熱い思いを語ってくれた。
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■6〜5位:武田信玄/上杉謙信
6位にランクインしたのは、6.3%の得票で甲斐の虎・武田信玄。父・信虎を追放して跡を継ぎ、守護大名家ながらバラバラだった国を「人は城、人は石垣、人は堀」の言葉でも知られる人心掌握術で治めた名将。
隣国に最強のライバル・上杉謙信がいるのは厄介だが、高坂昌信や山県昌景など優れた家臣にも恵まれ、成り代わってみたいという気持ちも理解できる。
その信玄をしのいで5位に入ったのは、軍神・上杉謙信(7.1%)。ただし、家臣にはたびたび謀反を起こされ、生涯不犯(妻帯しない)を誓ったり、酒の飲み過ぎで脳卒中で死んだとされるなど、成り代わっても幸せな人生かどうかは微妙なところだ。
歴史好き、中でもとくに戦国ファンを自認する30代女性は、
「京都から公家の娘を正室に迎えながら、側室もいっぱい、男色も大好きだった信玄より、私なら謙信になりたいですね。
ただ、奥さんも実子もいなかったせいで、跡目をめぐる御館の乱が起こり、上杉家は一気に弱体化したと思うので、私が謙信ならちゃんと正室を迎えたいかも」
と語る。