両親に嘘をついたことある？ 最近の若者は親に隠し事をしやすい傾向も
生きていると秘密の一つや二つはあるだろう。両親に嘘をついたことがある人はどれくらいいるのだろうか。
2019/05/05 19:30
幼い頃、教師や両親から「嘘つきは泥棒の始まり」と言われ指導を受けたことはないだろうか。
一般的に、未就学児の子供は「空想の出来事を話す」「叱られないため」「気をひくため」など、様々な理由から嘘をつきやすくなると言われているが、成長とともに少しずつ治まっていくもの。
大人になるにつれて嘘は社会的信用を失う「良くないもの」として扱われるため、そうやすやすとつけるものではない。しかし、身内である両親には、つい甘えてしまい嘘をついた経験がある人もいるのではないだろうか。
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■7割の人が親に嘘
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査を実施。その結果、全体の73.1％が「親に嘘をついたことがある」と回答した。
なお、男性70.4％に対して、女性75.5％と、わずかだが女性に両親に嘘をついた経験がある人が多いようだ。
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■20代男性は誠実か？
さらに、この調査結果を男女年代別に振り分けてみた。もっとも割合が高いのは、10代女性で81.2％。20代女性（78.7％）、30代女性（77.5％）と続き、若い女性は親に隠し事をしている人が多いようだ。
また、通常経験率は年齢とともに増えていくものだが、60代に向けて「両親に嘘をついた人」が減少している傾向も見受けられる。
一昔前では、「親の意見は絶対」といった風習が多かったため、絶対的存在でもある両親に嘘をつくなんてできないと考える人が多かったのだろうか。それとも、幼い頃についた嘘を忘れてしまっている人も多いのかもしれない。
一方、男性陣では、ほとんどの世代が過半数を超えている中、20代では56.7％と割合が極端に低いことも気になるところだ。
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■どんな嘘をついたの？
実際に、「両親に嘘をついたことがある」と回答した人に話を聞いてみた。
「両親についた嘘は数知れず。仕事を辞めた時、しばらくフリーターをしていたけど、心配をかけたくなくて正社員で働いていると言ってしまったことも」
「学生時代、親から交際することを止められていた人と隠れて付き合っていました。大人になってからそのことを明かすと『知ってた』の一言。親は子供のことは何でもお見通しなんだな〜」
「金欠の時、どうしても欲しいものがありローンを組んで購入したことがある。両親に値段を問い詰められた時、大幅に金額を下げて伝えてしまったことが…」
「独身貴族まっしぐら、実家に行くたび結婚の話が。毎回、結婚を前提に付き合っている子がいると話し納得させているが、実際は彼女すらいない」
「とっさについた嘘」「両親を安心させるための嘘」など、誰もが大なり小なり両親に隠し事をしたことがあるようだ。 ちなみに、今回の調査結果で「両親に嘘をついたことがある」と回答した人を、「自分は嘘をつくのがうまいか否か」で振り分けると興味深い傾向が見えてきた。
男女ともに「自分は嘘をつくのがうまい」と感じている人は、両親に嘘をつきやすい傾向があるようで、女性に至っては9割越えと根拠のない自信を持っている様子が伺える。
誰よりも近いところで、愛をかけ見守り育ててきた両親。古くから「子を見ること親に如かず」という言葉があるように、親は子供のついた嘘に本当は気づいているのかもしれない。
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（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）
対象：全国10〜60代の男女1732名（有効回答数）
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