「ベビーカーを畳んで下さいなんていわないで」 車いすに理解求めるポスターに反響
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(以下、TX)が掲示し、話題になっているポスターがある。
■子供用車いすは10~90㎏
しかし子供用車いすは、畳めないものも多く、たとえ畳めるものでも車体重量だけで10~90kgほどあり、片手で持ち運べるようなものではないことを説明している。
使用する側も配慮しなければならない、としながらも「車いすのわが子の手を握りながら、病院の片隅や駅のホームで泣いているお母さんを、もうこれ以上増やしたくない」との想いから、現在は「子供用車いす」の存在を知ってもらうべく活動を行っているようだ。
関連記事:エスカレーターに飲みこまれる動画が話題 乗り慣れているつもりが大きな事故にも
■「認識する」だけでいい
しらべぇで既報だが、以前自身に起きた出来事を投稿した女性のツイートを見たある人が、「聴覚過敏」を示す「ウサギマーク」を作成し、拡散された。
認知度を高めようと動いた行動が素晴らしいことは言うまでもないが、目に見えない障害に対し「音楽を聴かせず会話をしなさい」と発した者がいることも忘れてはいけない。無知ゆえに浴びせた言葉や視線は、恥ずべきことだろう。
手を貸すことや、声をかけることは勇気も必要だ。しかし、「こども車いす」のマークと「子供用車いすというものがある」ということを認識し、その場に居合わせた際、静かに見守る…という手段も大きな助けになるのではないだろうか。
・合わせて読みたい→電車で幼稚園児の席を奪ったおじさん… 「母親の対応」に賛同の声
(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)