「筆談ホステス」として話題の斉藤りえ前区議 立憲民主党から参院比例区に出馬へ

北区議選ではトップ当選、現在は小学4年生の子供と暮らすシングルマザーでもある。

2019/05/09 08:30


 

■「多様性を認め合う社会」を

斉藤りえ
(画像提供:立憲民主党)

記者会見では、幼い頃から母に発声法を特訓されたという自分の声で語った斉藤氏。それを分かりやすく話すサポートが言い直し、また、手話通訳もつけた。斉藤氏は、

「民主主義の象徴である国会に多様な存在の方々が参画することがこの国の多様性を向上させていく大切な一歩だと考えております。すべての人に優しい国造りの一助となるように努力をしていきます」


「多様性を認め合う豊かな社会、全ての人に優しい国を目指したい」


と抱負を語る。子供の頃から口唇術を学んだ斉藤氏は、記者からの質問にはじっと口元を見つめて答えた。

立候補の理由については、「障碍を持った一定数の国民の声を国会に届ける代表は絶対に必要」と語り、また、「働くシングルマザーの当事者でもあり、女性の社会進出やひとり親支援なども積極的に訴えていきたい」と述べた。


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■同じろう者からエールも

会見をYouTubeで見た「トランスジェンダーのろう者」として全国で講演行脚する武島芽衣子さんは

「同じろう者が出馬したことには、たいへんな勇気をもらった。国会にも一定数の障碍者が必要だと思う。障碍者が一つの個性として輝ける社会をつくるために頑張ってほしい」


とエールを送った。

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(取材・文/France10・及川健二

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