子育てと仕事の両立で八方塞がりになった経験は… 若い世代の苦しみが顕著に
「仕事と子育ての両立」とうたうのは簡単だが、現実は厳しい。どれくらいの人が追い詰められているのだろうか。
■シングルファーザーはさらに窮地に
さらに今回の調査結果を「現在も結婚している夫婦」「片親で子育てしている男女」に分けて見てみると…
現在、シングルファーザーとして子育てしている人では、八方塞がりになった経験者が33.3%と突出。行政などによる支援が届いていない可能性も疑われる。
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■シングルマザーに聞いた
とくに若い子育て世代が追い込まれている育児と仕事の両立。しらべぇ編集部は、働きながら子育てをしている20代のシングルマザーの女性に話を聞いた。
「忙しい日に保育園からお迎えの電話がかかってきてしまったときは、一瞬目の前が真っ白になります。職場に迷惑をかけてしまう罪悪感、在宅でも仕事ができる職種なので、子供を抱えながらでも仕事をすべきか…。
何とか看病しながら作業を続けられたとしても、具合が悪い中で母親を求める子供の顔を見ると、後ろめたさで胸が痛みます。予期せぬ出来事の連続で、本当にいっぱいいっぱいになってしまう日が年に何日かあります」
「働き方改革」「女性が輝く社会」といったうたい文句が、本当に一人ひとりの解決になることを強く望みたい。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の子供がいる男女685名 (有効回答数)