その勇気に賞賛を 「白血病」を公表した池江璃花子選手に応援の声多数
今年2月に「白血病」を公表した池江璃花子選手。衝撃的な発表に世間の人はどう思ったのだろうか。
いよいよ来年にせまった東京五輪。出場を期待されていた水泳の池江璃花子選手は、若手のホープとして、その活躍は確実かと思われていた。しかし2019年2月12日にその話は一転、自身のSNSで「白血病」と診断されたことを公表した。
白血病は「血液のガン」とも言われ、生活習慣などは関係なく発症する場合も。将来を期待されたアスリートに襲いかかった突然の事態に世の中は動揺した。
しかし、発表後世間からは池江選手を応援する声があがり、「日本骨髄バンク」へのドナー登録は急増。問い合わせも相次いだようだ。
■7割強が「応援している」
そこで、しらべぇ編集部が、全国10代~60代の池江璃花子選手を知っている男女1294名を対象に調査したところ、「池江璃花子選手を応援している」人は、全体の74.4%。
男女別では、男性は71.6%、女性は76.8%。いずれも高ポイントだが、特に女性のほうが同性として感情移入する人が多いのだろうか。やや多い傾向だ。
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■50代女性の割合が突出
さらに男女年齢別で見ると、やはり女性のほうが割合は高く、特に50代女性は84.6%と一番高い割合。
50代というと、池江選手と同い年くらいの子供がいる人も多いのかも。全体的に割合は高いが、特に思うところのある年代なのかもしれない。
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■公表した「勇気」
病気になったから応援する。という心情は人によっては不快感を覚えることもあるかもしれない。以前から池江選手を応援していた人ならなおさらだろうか。
しかし池江選手は、自身のホームページなどで、「心が折れそうなときもある」「同じ病気の方達の気持ちは多少分かったつもり」「一緒に頑張りましょう」といった趣旨の言葉を発信している。
まだ若い身空の彼女が、病気を公表することはどれだけ勇気の要ったことだろう。おそらく沢山の葛藤を抱えながら、それでも同じ病気の人に対する想いもあってのことだったのではないかと想像する。
ドナーが増えたのも、その想いが伝わった結果ではないだろうか。そんな彼女の勇気に、賞賛と尊敬の念を禁じ得ない。池江選手はもちろんのこと、同じ病気に苦しむ人たちが寛解に向かえるよう、心から願うばかりである。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の池江璃花子選手を知っている男女1294名 (有効回答数)