流行遅れの服どうしてる? 「着る服がなくなってしまう罠」とは
まだ着れる服を捨てるのはもったいないが、流行遅れの服を着ているのは恥ずかしい…
「クローゼットには入りきらないほど服があるのに、なぜか着る服がない」という経験はないだろうか。断捨離ブームで物を持たないことを美徳として推奨する昨今だが、同時に巷には物があふれ、持とうと思えばいくらでも手にすることができる時代でもある。
流行の移り変わりも早く、昨年流行っていた服が今年はもうすでに時代遅れになっていることも珍しくない。世間の人々は、少し着ただけで流行遅れになってしまった服をどうしているのだろうか。
■7割が流行遅れの服を保管
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査を実施。その結果、全体の72.2%が「まだ着れる服なら今っぽくないデザインでも取っておく」と回答した。
男性68.5%に対して、女性75.5%と、もったいない精神が強いのだろうか女性のほうがやや高いようだ。
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■10代は捨てられない?
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは10代女性で81.9%。女性は10代をピークに、年齢が上がるにつれて徐々に割合が低くなっていくのが特徴的だ。一方、男性は10代の割合が75.3%と高いものの、20代~40代では7割を切るなど、世代によってばらつきが見られる。
「流行は20年周期で繰り返す」という見方があるそう。男女ともに割合が高かった10代は、次の流行が回ってくることを視野に入れて、流行遅れの服でも取っておいているのかもしれない。
しかし、そうして取っておいた流行遅れの服が増えると収納が圧迫されることから、世代が上がるにつれて取っておく割合が低くなるのだろうか。
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■もったいない精神が強い?
さらに、流行遅れの服を取っておく人の意見を聞いてみると…
「20年前に買ったスカート、気に入ってたけど流行りが来なくて、でもしつこく取っておいたら去年やっと出番が来た! 質が良ければいつかまた一軍になれる時が来る!」
「まだ十分着れるけど外に着ていくにはなんか流行遅れで恥ずかしい服は、部屋着にしちゃうかな」
「気に入っていれば流行に関係なく着るよ、その物自体は流行遅れでも他のアイテムで流行り物を合わせて着られるし」
「しばらく取っておいてそれでも着なかったら、ボタンはとって置いたり、きんちゃくやエコバッグ風に縫ったり、材質によっては切って雑巾として利用しています。貧乏性なんです」
ただ取っておくだけではなく、部屋着にしたり自分流にアレンジを加えたりして、うまく活用している人もいるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)