「実家に帰りたい」と思ったことある? 10代男性はホームシックになりやすいのか
「ご飯が用意されていること」「洗濯物がたたまれていること」一人暮らしをすることで気づく実家のありがたさ。
この春から進学・就職など新生活を迎え、親元を離れ一人暮らしをはじめた人もいるだろう。人目を気にせず自由に自分だけの時間や空間を楽しめる一方で、本業に加え様々な家事を自分一人でこなさなければならない苦労があるのもまた事実。
ふとした瞬間に生まれ育った故郷が恋しくなり、「実家に帰りたい」と感じた経験がある人もいるのではないだろうか。
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■約4割が「実家に帰りたい」
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の現在一人暮らしをしている男女328名を対象に調査をしたところ、全体の38.1%が「実家に戻ろうと思ったことがある」と回答した。
なお、男性は37.2%、女性39.1%とやや女性のほうが「実家に帰りたい」と考えた人が多いようだ。
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■10代はホームシック経験者続出?
さらに、この調査結果を男女年代別にみていくと、もっとも割合が高いのは10代男性で、64.3%と他の世代を大きく突き放している。
経験率は通常年齢を重ねるほど伸びていくものだが、10・20代といった若い世代に実家を恋しく思う人が多いことも非常に興味深い。自由を求め、家を飛び出したものの、炊事・洗濯・家事とこれまで両親に支えられていたことを体感し、ホームシックになってしまうのだろうか。
対して、もっとも割合が低いのは28.6%と同率で40・60代男性。この世代は、両親から結婚の話題を振られることも多いだろう。顔を合わすたびその話をされたら、「息がつまってしまう」と感じ実家に帰りたくないと思うのかも。
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■「親孝行できる内に」「夢を叶えたい」
実際に「実家に帰りたい」と感じたことがある一人暮らしをしている人の声を覗いてみると…
「大学進学のため東京に来ましたが、帰りたくて地元で就活してます! 引きこもり気質な私は、高い家賃を払ってまで東京に住むことにメリットを感じない。地元には何もないけど、恋しくなります」
「仕事のため上京したが、日々に追われすり減るように仕事をしていると家事がなかなか追いつかない。特に風邪で寝込んだ時は、実家が恋しくなります」
「両親が大好きでできれば一緒にいたい。親の寿命は永遠じゃないから親孝行できる内にしたいと思うと帰りたくなる。でも地元には仕事がないので葛藤しています」
「地元を離れ一人暮らしをするようになって、実家の温かさを感じました。貯金も貯まるしできることなら実家に住みたいけど、まだ夢を叶えられていないから頑張る」
家族や地元の友人との交流が恋しくなっても、仕事や学校の都合もあり実家に帰れない人も多いだろう。ホームシックのほとんどは寂しさからくるものだと言われている。
「電話で家族や地元の友人と話す」「長期休暇をとって一時実家に戻る」のはもちろんのこと、趣味やお気に入りの場所を見つけ心を癒せる空間を作ってみてはどうだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の一人暮らしをしている男女328名(有効回答数)